工藤麻紀子 / 杉戸 洋

グループ展「Makiko Kudo & Hiroshi Sugito」Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ

Manager of the end of the world, 2010 ©Makiko Kudo
blue waves, 2014 ©Hiroshi Sugito

工藤麻紀子、杉戸洋 / グループ展
「Makiko Kudo & Hiroshi Sugito」
Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ
2017年11月19日[日]-12月16日[土]

http://www.marcfoxx.com/exhibitions/1705

作家プロフィール

工藤麻紀子

1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。現在は神奈川を拠点に活動を行っています。

季節や時間による光の変化から、いつもの散歩道が「急に光って見える」瞬間や、ふと頭に思い浮かぶ行ったことがある場所、川や水辺、草花の匂い、風、虫の羽音、動物、思春期の少年少女、夜にみた夢など。
日常の生活の中で見逃しがちななにげない事柄を独特な感受性で受け止め、光と風景と人物と感情、実際にみた光景などが合わさった現実と心象風景の再構築としての鮮やかな夢のような世界観を描きます。

体が弱く孤独だった幼少期に置かれた自然環境や動物、小説や漫画、アニメ(特に宮崎駿)、そして後期印象派に影響を受けたマティス、ボナール、ムンクなどに感銘を受けており、自身の作品は「結局は光を描いているのかもしれない」と言います。

主な個展に「市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」(平塚市美術館、2022年)、2016年小山登美夫ギャラリー、2015年、2012年のロンドンの Wilkinson Gallery、2011年ロサンゼルスのMarc Foxx Gallery、2010年コペンハーゲンのAndersen’s Contemporaryなど。

主なグループ展として、「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー、2014年)、「The New International 2014」(Garage Museum of Contemporary Art、モスクワ、2014年)「十和田市現代美術館 開館5周年記念展 vol.1 flowers」(十和田市現代美術館、青森、2013年)、「Body Language」(サーチギャラリー、ロンドン、2013年)、「Pathos and Small Narratives」(Gana Art Center、ソウル、2011年)、「Pretty Baby」(フォートワース近代美術館、テキサス、2007年)、「MATRIX 213: Some Forgotten Place」(バークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブ、カ リ フ ォ ル ニ ア、2004年) などがあります。

作品は、アルスター国立博物館(アイルランド)、フォートワース近代美術館、フッド美術館(アメリカ)、ロサンゼルス現代美術館、UCバークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブなどに収蔵。

装画として山崎ナオコーラの小説『反人生』(2015年、集英社)、作品集に『まわってる』(小山登美夫ギャラリー、2012年)があります。

1978年 青森県生まれ
2002年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業

杉戸 洋

1970年愛知県生まれ。1992年愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業。現在、東京藝術大学美術学部絵画科油画准教授。

1990年代の活動初期から国内外での活躍が目覚ましく、主な個展として、「FOCUS」(フォートワース現代美術館、アメリカ、2006年)、「天上の下地 prime and foundation」(宮城県美術館、仙台、2015年)、「frame and refrain」(ベルナール・ビュフェ美術館、静岡、2015年)、「こっぱとあまつぶ」 (豊田市美術館、愛知、2016年)、「杉戸洋 とんぼ と のりしろ」(東京都美術館、東京、2017年)の他、ロサンゼルスのMarc Foxx Galleryでも8度の個展を開催しています。

主なグループ展としては、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開(キュレーション:松井みどり)」(原美術館、東京、2009年、以後ケルン日本文化会館、ドイツ、2010年 / トロント日本文化センター、カナダ、2010年 / Galeri’a Arnold Belkin: Museo Universitario del Chopo、メキシコシティ、メキシコ、2010年 へ巡回)「絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪、2010年)「ロジカル・エモーション― 日本現代美術展」(ハウス・コントルクティヴ美術館、チューリッヒ、2014年、以後クラコフ現代美術館、ポーランド、2015年/ ザクセンアンハルト州立美術館、ドイツ、2015年 へ巡回]、「開館15周年記念展『生命の樹』」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2017年)、「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」(松濤美術館、東京、2017年)など多数の展覧会に参加しています。
平成29年度(第68回)芸術選奨、文部科学大臣賞受賞。

近年杉戸は、いわゆる「絵画」の枠にとどまらず、建築と作品が相互に作用し合う場を作り出し、新たな展示空間を生み出しています。
それはいわゆる「インスタレーション」とも違い、一つの作品にはそれぞれ独自の「空間」が構成され、作品と作品、作品と私たちのいる展示空間の間には、杉戸洋という作家の思考と入念なリサーチ、プロセス、時間、そして色彩と余白が幾十にも重なり合わされて、作品空間全体からまるで豊かな音楽のリズムや旋律が聴こえるかのようです。