川島秀明 / 工藤麻紀子 / 桑久保 徹

グループ展「Reflections in collaboration with Tomio Koyama Gallery」ford PROJECT、ニューヨーク、アメリカ

green 2010 acrylic on canvas 91.0 × 72.7 cm ©︎Hideaki Kawashima

川島秀明、工藤麻紀子、桑久保徹 / グループ展「Reflections in collaboration with Tomio Koyama Gallery」
2011年9月14日[水]- 10月31日[月]
ford PROJECT、ニューヨーク、アメリカ

作家プロフィール

川島秀明

川島秀明は1969年愛知県生まれ。1991年東京造形大学卒業後、1995年から2年間比叡山延暦寺での仏道修行などを経て、2001年アーティストとしての制作活動を開始しました。活動初期より川島は一貫して自意識と向き合い、顔、そしてそこに現われる繊細で複雑な感情を描き続けてきました。川島作品を観る者は、うっすら塗られた色のグラデーションの巧緻さと、時に強く、時に憂いを帯びた魅惑的な眼や表情に引き込まれ、自分とどこか繋がる部分があるような、心揺さぶられる感情を覚えるでしょう。
今までに国内外で多数の展覧会に出展しており、主な個展に「youth」(小山登美夫ギャラリー、2018年)、
「Back and Forth」(Richard Heller Gallery、アメリカ、2014年)、 「Wandering」(Kukje Gallery、韓国、2009年)があり、主なグループ展に、「Japanese Experience Inevitable」(ザルツブルグ近代美術館、オーストリア、2004年)、「ライフ」(水戸芸術館、2006年)、「アイドル!」(横浜美術館、2006年)、「Little Boy」(村上隆キュレイション、ジャパン・ソサエティー、ニューヨーク、2006年)があります。

1969年 愛知県生まれ
1991年 東京造形大学卒業

工藤麻紀子

1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。現在は神奈川を拠点に活動を行っています。

季節や時間による光の変化から、いつもの散歩道が「急に光って見える」瞬間や、ふと頭に思い浮かぶ行ったことがある場所、川や水辺、草花の匂い、風、虫の羽音、動物、思春期の少年少女、夜にみた夢など。
日常の生活の中で見逃しがちななにげない事柄を独特な感受性で受け止め、光と風景と人物と感情、実際にみた光景などが合わさった現実と心象風景の再構築としての鮮やかな夢のような世界観を描きます。

体が弱く孤独だった幼少期に置かれた自然環境や動物、小説や漫画、アニメ(特に宮崎駿)、そして後期印象派に影響を受けたマティス、ボナール、ムンクなどに感銘を受けており、自身の作品は「結局は光を描いているのかもしれない」と言います。

主な個展に、2016年小山登美夫ギャラリー、2015年、2012年のロンドンの Wilkinson Gallery、2011年ロサンゼルスのMarc Foxx Gallery、2010年コペンハーゲンのAndersen’s Contemporaryでの開催があり、
主なグループ展として、「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー、2014年)、「The New International 2014」(Garage Museum of Contemporary Art、モスクワ、2014年)「十和田市現代美術館 開館5周年記念展 vol.1 flowers」(十和田市現代美術館、青森、2013年)、「Body Language」(サーチギャラリー、ロンドン、2013年)、「Pathos and Small Narratives」(Gana Art Center、ソウル、2011年)、「Pretty Baby」(フォートワース近代美術館、テキサス、2007年)、「MATRIX 213: Some Forgotten Place」(バークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブ、カ リ フ ォ ル ニ ア、2004年) などがあります。

作品は、アルスター国立博物館(アイルランド)、フォートワース近代美術館、フッド美術館(アメリカ)、ロサンゼルス現代美術館、UCバークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブなどに収蔵されており、装画として山崎ナオコーラの小説『反人生』(2015年、集英社)にも使用されました。作品集に『まわってる』(小山登美夫ギャラリー、2012年)があります。

1978年 青森県生まれ
2002年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業

桑久保 徹

1978年神奈川県生まれ。2002年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業後、現在も神奈川県を拠点に活動を行う。

現代美術に立ち向かうための方法として、自分の中に架空の画家を見いだし、彼に描かせるという演劇的アプローチで制作活動をスタート。あえて今や古典的ともいえるゴッホのような油絵具の厚塗り技法を用い、現代的心象風景を物語性豊かに描く独自の世界は、国内外で高い評価を受けました。

2014年より、美術史に輝く巨匠の生涯をひとつのキャンバスに込めて描く「カレンダーシリーズ」作品の制作を開始し、2020年ついに完成。
ムンク、ゴッホ、モディリアーニなど桑久保により選ばれた巨匠が12ヶ月にあてはめられ、カレンダーの「月」に見立てられた「カレンダーシリーズ」は、
それぞれの作家たちの作品、スタジオ、人生が桑久保の解釈により壮大な異次元空間として表現され、時空を超えた共鳴が生まれる究極のオマージュ作品となっています。

今までに、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、コペンハーゲン、シンガポール、ソウル、台北、東京など世界各地で個展を行い、2020年には初の美術館での個展となる「A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12」(茅ヶ崎市美術館、神奈川、2020年)を開催、大きな話題となりました。
主なグループ展に、「「サイト -場所の記憶、場所の力-」(広島市現代美術館、2013年) 、「東京画 ll:心の風景のあやもよう」(東京都美術館、2013年)、「VOCA 2012」(上野の森美術館、2012年)、「アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち」(国立新美術館、東京、2010年)、「トーキョーワンダーウォール」(東京都現代美術館、2003年)があります。

受賞歴として、第3回Dアートビエンナーレ最優秀賞 (2013年)、VOCA展2012 奨励賞 (2012年)、第三回絹谷幸二賞(2011年)、トーキョーワンダーウォール賞 (2002年)、

作品は、ジャピゴッツィコレクション、第一生命保険株式会社、高橋龍太郎コレクション、高松市美術館、タグチ・アートコレクション、トヨタアートコレクションなど、国内外で数多く所蔵されています。