杉戸 洋

under the shadow

wiper man, 2003  acrylic on canvas  107.5 x 127.5cm ©Hiroshi Sugito

【展覧会について】
今回の個展では近日発売になる書籍のプレビューと今年9月に行なわれた第8回インスタンブールビエンナーレ「Poetic Justice」に出展した10点の小作品”to the rainbow mountain”の延長線でさらに制作されたペインティング約10点を展示いたします。
「山に登るための食糧を集めたり、トレーニングを重ねたりと下準備をすることと同じように、習作の様なものが今の自分には必要である」とアーティストは言います。虹の山に到達するまでの下準備を幾度も重ね、今はまだ影の下なのだそうです。作家にとって山とは理想のことであり、虹とは色の事なのです。
「虹には影が無く、そういう理想の色の集まりに行く事。その色を正しく並べる作業の中に正義があるような気がする。」(杉戸 洋)

[画集発売] 杉戸洋「under the shadow」求龍堂刊
2年ぶりとなる小山登美夫ギャラリーでの今回の個展と同時に、画集『under the shadow』が発売になります。今までの杉戸 洋の世界が一つにまとまった作品集を展覧会中に先行発売いたします。

作家プロフィール

杉戸 洋

杉戸 洋は1970年愛知県生まれ。1992年愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業。現在、東京藝術大学美術学部絵画科油画准教授。 1990年代の活動初期から国内外での活躍が目覚ましく、主な個展として、「FOCUS」(フォートワース現代美術館、アメリカ、2006年)、「天上の下地 prime and foundation」(宮城県美術館、仙台、2015年)、「frame and refrain」(ベルナール・ビュフェ美術館、静岡、2015年)、「こっぱとあまつぶ」 (豊田市美術館、愛知、2016年)、「杉戸洋 とんぼ と のりしろ」(東京都美術館、東京、2017年)の他、ロサンゼルスのMarc Foxx Galleryでも8度の個展を開催しています。
主なグループ展としては、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開(キュレーション:松井みどり)」(原美術館、東京、2009年、以後ケルン日本文化会館、ドイツ、2010年 / トロント日本文化センター、カナダ、2010年 / Galeri’a Arnold Belkin: Museo Universitario del Chopo、メキシコシティ、メキシコ、2010年 へ巡回)「絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪、2010年)「ロジカル・エモーション― 日本現代美術展」(ハウス・コントルクティヴ美術館、チューリッヒ、2014年、以後クラコフ現代美術館、ポーランド、2015年/ ザクセンアンハルト州立美術館、ドイツ、2015年 へ巡回]など多数の展覧会に参加しており、現在静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催中の「開館15周年記念展『生命の樹』」でも作品を出展しています。