桑原正彦

桑原正彦(1959-2021)

浄土 Pure Land 2002 acrylic on paper 134.3 x 101.0 cm ©Masahiko Kuwahara

【展示風景 オンラインビューイング】

協力:Matterport by wonderstock_photo

2021年4月にアーティストの桑原正彦が他界しました。

2022年、お正月の初めに3日間、桑原さんへのお別れの会ということで展示をします。生前の知り合いの方たちからメッセージをもらって小冊子を作りました。

冊子には、生前の桑原さんに実際に会ったことのある以下のアーティスト、友人、ギャラリーの人にコメントを書いてもらいました。(以下敬称略)

荒井真一(パフォーマンス・アーティスト)
荒谷智子(Izumi Kato Studio)
岡田聡(Villa magical 2014 代表)
加藤泉(美術家)
川島秀明(画家)
工藤麻紀子(画家)
小林正人(画家)
小山登美夫
さとう三千魚(詩人)
杉戸洋(美術家)
長瀬夕子(小山登美夫ギャラリーディレクター)
那須太郎(TARO NASU)
松本光弘(痴虫、釣具製作者)
ローゼン美沙子(MISAKO & ROSEN)

是非、ご来廊いただき、故人の足跡を見ていただければと思います。

小山登美夫

桑原正彦 生前のポートレート

作家プロフィール

桑原正彦

1959年東京都生まれ。2021年他界。

小山登美夫ギャラリーでの個展は、1997年「棄てられた子供」、1999年「眺め」、2001年「暮らしと膿」、2005年「土地開発」、2007年「夏の終わりに」、2008年「窓」、2010年「とても甘い菓子」、2012年「夢の中だけで」、2015年「あかるい日」、2017年「fantasy land」、2019年「夏の日」、そして2020年最後の個展となる「heavenly peach」と12度開催しました。アメリカ、サンタモニカのRichard Heller Galleryでも、2001年、2008年と2度の個展を開催しています。

主なグループ展に、「TOKYO POP」(平塚市美術館、神奈川、1996年)、「The Japanese Experience – Inevitable」(Ursula Blickle Stiftung財団、クライヒタール、ドイツ、2002年、以降ザルツブルグ近代美術館、オーストリア、2004年へ巡回)、「POPjack: Warhol to Murakami」(デンバー現代美術館、アメリカ、2002年)、「Japan Pop」(ヘルシンキ市立美術館、フィンランド、2005年)、「ポートレート・セッション」(広島市現代美術館、広島/ナディッフ、東京、2007年)、「Pathos and Small Narratives」(Gana Art Center、ソウル、韓国、2011年)などがあります。

桑原は1990年代の後半から一貫して、いま住んでいる環境に対する人間の欲望による変化に着目して制作をしています。進化、効率、大量生産、加工、洗浄、商品価値を求めるのに伴う破壊、汚染などによる変化を、子供の頃からの思い出とともに、動物や風景を通して作品にしています。公害によって汚くなった海に現れたアザラシは、そこを新しい生活の場として生き抜き人々に可愛さをまきちらします。可愛いと思う心も人間の欲。その絶望的でもあり、楽園のようでもある世界が桑原の大きな魅力になってます。