福井 篤

「結晶の島」

この度小山登美夫ギャラリー天王洲では、3年ぶりの福井篤の新作展「結晶の島」を開催いたします。
本展では、ペインティングと新たな取り組みとなる小さなジオラマでの構成で、最新の福井の世界観を発表します。

【福井篤と作品について
ー青く透んだ色調と美しいマチエールによる、時空間を超越した遥かなイメージ】

キノコや木などの植物、森、動物、人々、現代の日常の断片や、音楽、鉱物、太古の昔、宇宙・・・

福井の作品には、時空間を超越した遥かなイメージの、平和で静謐な世界が広がります。
福井は前回の個展において、「100年前に、地球と地球外の文明とのオープンなコンタクトが起き発生した、もっと自由で驚きに満ちた世界」という、作家にとっての「アルカディア(理想郷)」を描きました。

青く透んだ色調と、美しいマチエールによるモチーフや風景は、一見リアルでわかりやすく見えますが、それは何かの意味があるというより、壮大なスケールによる隠喩的かつ哲学的な世界として表わされています。

彼の作品の筆触やテーマは、少年時代魅了された欧米のSF・コミックスからの影響や、現在制作拠点とする八ヶ岳の自然、一度はミュージシャンを目指し10年間アートと離れた経歴とも繋がっており、ミュージシャンのデイヴィッド・シルヴィアンのレコードジャケットの装画やコラボレーションも手がけました。

作家の詳しい情報はこちらをご覧ください。

あずきなし Mountain ash
2022
acrylic on canvas
φ 60.0 cm
©Atsushi Fukui

【「結晶の島」
ー鉱物にも音楽にも樹木にも、人知を超えた力がある。福井が描き出す理想郷】

本展「結晶の島」において、福井は前回個展の「アルカディアン」よりさらに年数が進んだ世界を想像しました。

「人々の周波数が高くなり、自然界へ影響を及ぼして地下に眠る巨大な水晶が地上に現れた」景色。そこにいたるまで、果たして現代からどれくらいの年月が経っているのか、そもそもそこは地球なのかどこなのか、その巨大さは今まで知っているものを遥かに超えた世界を映し出しています。

また出展作「音響気象学」では、心地よい音の集合体である音楽はなにか大きな力をもつといい、人々が音楽を演奏しながら雲のような何かを物質化している様子が現れています。

地球と宇宙、現代と未来と過去、どこが軸なのかわからないような作品世界。それは観る者に、解放的な異界の想像の旅へいざなわれる感覚を与えるでしょう。

普段なかなか気づくことのない、自分の存在と、自然、宇宙との関係、時間の観念。深遠なテーマを含む福井の最新作をご覧に、ぜひお越しください。

水晶島 Isle of Quartz
2022
acrylic on canvas
72.7 x 100.0 cm
©Atsushi Fukui
音響気象学 
Sonic Meteorology
2022
acrylic on canvas
130.3 x 97.0 cm
©Atsushi Fukui

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(プレス担当:岡戸麻希子)
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