ダミアン・ハースト「New Spot Prints」

8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryのオープニングエキシビションとして、ダミアン・ハースト 「New Spot Prints」展を開催致します。現代を代表する最も有名なアーティストの一人、ダミアン・ハースト。90年代初頭に発表した、巨大なサメをホルマリン漬けにしたセンセーショナルで挑発的な作品等が、美術界はもちろん多くの人に衝撃を与え、表現の新たな可能性を確信させるとともに、YBA(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)の代表格として現代美術史に名を刻みました。生と死をテーマにした一連の作品と並行して、合理的でシステム化を徹底した作品世界を生み出し、その代表作の一つである「スポット・ペインティング」シリーズでは、インタラクション(相互作用)をテーマとして、白のキャンバスにカラフルな色のスポットが規則的に配置され、相互に無限に関係しあう作品を作り出しています。このスポットは薬の錠剤を暗示するとも言われ、作品名は「プロブコール」(抗酸化剤)や「マンガンクロム」(塩化マンガン)など、すべて化学物質や薬物の名前になっています。今年の4月4日から、英国最大の現代美術館であるテート・モダンにて大回顧展も開催されています。 彼の「スポット」シリーズ新作木版画を、8/ ART GALLERY/ Tomio KoyamaGalleryにて是非ご高覧下さい。