シュテファン・バルケンホール
Installation view at Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan, 2007 
©Stephan Balkenhol

【作品紹介】

シュテファン・バルケンホールは、動物や人物をかたどった木彫作品を制作します。巨大な丸太を台座に見立て、その上に掘り出された小さな人物の全身像は、風景や幾何学模様が刻まれた長方形のレリーフを背景に背負い、凛とした風情で屹立しています。
かと思えば人間の頭部だけが拡大された彫刻や、絵画作品のように顔のポートレートだけが彫り込まれたレリーフ、架空の動物など、その形態は様々ですが、ミニマルアートやコンセプチュアルアートが台頭し始めた70-80年代においても、彼は一貫して具象彫刻のスタイルを貫いて来ました。荒削りな木肌を生かし、大胆な省略を施した造形は、モチーフを生き生きと描写しながらも、同時に最もミニマルな形を模索しているように思えます。
背後のレリーフと手前の彫刻による2次元と3次元の実験、1つの個としても複数の群像としても配される彫刻によって構成される空間の問題など、再現的な方法をとりながら、彼の作品には極めて同時代的な視点が宿っているのです。

【展覧会について】

本展では、およそ16点の新作彫刻を展示致します。
3m×3mのレリーフをバックにした、高さ2mの木彫のほか、ヴァリエーション豊かな大作が並ぶ予定です。どうぞこの機会にご高覧ください。

作家プロフィール

シュテファン・バルケンホール

シュテファン・バルケンホールは1957年、ドイツのヘッセン州、フリッツラー生まれ。現在メゼンタール(フランス)、ベルリン、カールスルーエ(ドイツ)にて制作活動を行っています。1976年ナム・ジュン・パイク、シグマー・ポルケらが教鞭をとっていたハンブルグ造形大学に入学し、ミニマルな彫刻家として有名なウルリッヒ・リュックリームに師事しました。92年より、国立カールスルーエ造形芸術大学において彫刻の教授も務めています。

日本での初個展は2005年、大阪の国立国際美術館と東京オペラシティアートギャラリーにて「シュテファン・バルケンホール:木の彫刻とレリーフ」を開催し大きな話題になりました。その他の主な個展に、2010年グルノーブル美術館(フランス)、2008年ダイヒトーアハレン(ドイツ)、2005年国立国際美術館と東京オペラシティアートギャラリー、2003年シュプレンゲル美術館(ドイツ)、1996年サーチギャラリー(イギリス)、1995年ハーシュホーン美術館(アメリカ)、1994年新ナショナルギャラリー(ドイツ)等があります。

主なグループ展には、1995年「1995 Carnegie International」カーネギー美術館(アメリカ)、1992年「Doubletake」Hayward Gallery(イギリス / クンストハレ・ウィーン(オーストリア)に巡回)、「Post Human」FAE現代美術館(カナダ) [カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館(イタリア) / Deste Foundation for Contemporary Art(ギリシャ) / ダイヒトーアハレン(ドイツ)へ巡回]、1990年「Possible Worlds: Sculpture from Europe」ICAとSerpentine Gallery(イギリス
)、1987年「ミュンスター彫刻プロジェクト」(ドイツ)等があります。

作品はシカゴ美術館、ハーシュホーン美術館彫刻庭園、ブロード・アート・ファウンデーション(サンタモニカ)、ロサンゼルス・カウンティ美術館、ルードヴィヒ美術館、ボン美術館、フランクフルト現代美術館をはじめ、数多くの美術館に所蔵されています。日本では、国立国際美術館、東京国立近代美術館にコレクションされています。

  • Installation view at Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan, 2007 
©Stephan Balkenhol
  • man in white shirt and a woven relief 2007 douglas fir, wawa wood, painted 
h.170.0 × w.34.5 × d.25.5 cm (figure), h.139.7 × w.98.7 × d.4.5 cm (relief)
 ©Stephan Balkenhol
  • Installation view at Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan, 2007 
©Stephan Balkenhol
  • big head with 3 part-relief (black) 2007 beech wood, wawa wood, painted with pedestal (pine wood)
 h.173.0 × w.65.5 × d.84.0 cm (head with pedestal) 
©Stephan Balkenhol
  • figure (man) 2007 
poplar wood, painted with pedestal (pine wood) h.242.0 × w.62.0 × d.42.5 cm
 ©Stephan Balkenhol
  • wall-figure (female/male) 2007 
douglas fir, painted with wall pedestal h.173.5 × w.60.0 × d.33.0 cm (female)
, h.
178.0 × w.60.0 × d.33.0 cm (male) ©Stephan Balkenhol
  • Installation view at Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan, 2007 
©Stephan Balkenhol
  • tall figure 2007 
poplar wood, painted with pedestal (pine wood)
 h.264.5 × w.100.0 × d.52.0 cm
 ©Stephan Balkenhol
  • woman in red uniform 2007 
douglas fir, painted
 h.170.0 × w.24.5 × d.24.5 cm ©Stephan Balkenhol
  • Installation view at Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan, 2007 
©Stephan Balkenhol
  • architecture, Fellbach 2007 
wawa wood, painted
 h.299.5 × w.102.0 × d.4.5 cm 
©Stephan Balkenhol
  • wall-figure (male detail) 2007
 douglas fir, painted with wall pedestal
 h.178.0 × w.60.0 × d.33.0 cm (male) ©Stephan Balkenhol
  • small head relief (Woman) 2007 
poplar wood, painted h.
30.0 × w.29.7 × d.4.0 cm ©Stephan Balkenhol
  • deep relief (head/male) 2007 
poplar wood, painted
 h.157.0 × w.124.5 × d.13.0 cm ©Stephan Balkenhol
  • head relief (Woman) 2007 poplar wood, painted
 h.80.0 × w.60.0 × d.2.3 cm ©Stephan Balkenhol
  • head relief (Man) 2007
 poplar wood, painted
 h.80.0 × w.60.3 × d.2.3 cm
 ©Stephan Balkenhol
  • small head relief (Man) 2007 poplar wood, painted h.30.0 × w.29.7 × d.4.0 cm
 ©Stephan Balkenhol
  • man without trousers 2007 
douglas fir, painted
 h.171.0 × w.29.5 × d.25.0 cm 
©Stephan Balkenhol
  • woman in brown dress and a point-relief 2007 douglas fir, wawa wood, painted
 h.170.0 × w.34.0 × d.25.0 cm (figure)
, h.140.0 × w.99.0 × d.4.5 cm (relief)
 ©Stephan Balkenhol