伊藤彩 展「Sleeping Stone」
8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
渋谷ヒカリエ8階
2017年9月28日(木) – 10月24日(火)
OPEN:11:00~20:00
展覧会期中無休
入場無料
オープニングレセプション:9月28日(木)18:00~20:00 / アーティストトーク:19:00~
詳しい情報はリンクをご覧下さい。
http://www.hikarie8.com/artgallery/2017/09/aya-ito.shtml
独自のモチーフやプロセスで絵画を制作する伊藤彩。鮮やかな色彩の海に広がる、モチーフのユーモラスさと毒気が、見る者を中毒的な魅力に引き込みます。2年ぶりの個展となる本展では、1年間滞在したアイルランド・ダブリンで制作した絵画を中心に、新たに描き上げた新作数点を加えて展示します。
ジオラマ空間に様々なモチーフを取り入れ、頭の中のイメージをそのまま描き出すという試みに加えて、野菜などの生ものをそのままモチーフとして扱うようになるなど、その画面には変化が起きています。アイルランドで野菜農家を手伝いながら暮らしたことで野菜に愛着が湧いてきたように、もともとみかんに関わる仕事を生業としている家に生まれた彼女にとって、その日々は生活と制作が密に繋がるきっかけとなったのでしょう。日々の生活を大切にするアイルランドで、「何をテーマに作るか」より「作品とどのように向き合うか」に重きを置き始めた伊藤は、モチーフやドローイング一つ一つに向き合い、一度描いては寝かせ、時間をかけた画面との対話を始めました。「Sleeping Stone」というタイトルにも感じられるその対話は、作家自身の内面を掘り下げ、新たな領域を開き、時として新鮮な出会いをもたらしてくれるのでしょう。深淵に臨む伊藤の新たな世界を、この機会にぜひご高覧ください。
伊藤彩は1987年和歌山生まれ。2011年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。現在は和歌山を拠点に制作しています。「Art Camp in Kunst-Bau 2007」(サントリーミュージアム[天保山]、大阪)でサントリー賞、「アートアワードトーキョー丸の内 2011」でシュウウエムラ賞及び長谷川祐子賞を受賞。これまでに「VOCA 2010 新しい平面の作家たち」(上野の森美術館)、「レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート」(サントリーミュージアム[天保山]、2010年)、「和歌山と関西の美術家たち リアルのリアルのリアルの」(和歌山県立近代美術館、2015年)等に出展。2017年7月にはダブリンで「AYA ITO & ATSUSHI KAGA IT HAPPENS TO BE」(Pallas Projects/Studios、アイルランド)を開催するなど、精力的に活動しています。現在、兵庫県にて開催中の「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017」に出展しております。
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その他の展覧会:
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017」
会期:2017年9月9日(土)~11月23日(木)10:00 – 17:00 会期中無休
会場:六甲山カンツリーハウス内 カンツリーグリル 〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-98
詳しい情報はリンクをご覧下さい。https://www.rokkosan.com/art2017/about/