福永大介 × 大野智史 × 保坂健二朗 トークイベント / 小山登美夫ギャラリー(北参道)10月17日[土] 18:30~20:00

福永大介 × 大野智史 × 保坂健二朗 トークイベント
10/17(土) 18:30~20:00
小山登美夫ギャラリー(北参道)
https://tomiokoyamagallery.com/about/
予約不要、入場無料

2014年の夏に富士吉田にある大野君のオープンスタジオで、自分も参加した「CRITICAL PASSION」という展覧会がありました。その展示と、保坂さんのキュレーションによる日本の現代美術を紹介した2014年の海外巡回の展覧会「Logical Emotion」(主催:国際交流基金、開催会場美術館)という、2つのキーワードが呼応しているような気がして、共に「客観的な思考と主観的な情動という相容れないものを持ちながら」という印象を感じました。そこで共有できる事と違いが相対化されて考える契機になればと思ったのが、今回のトークイベントのきっかけです。自分としては2008年の個展のタイトルの「Local Emotion」というキーワードで参戦したいと思っています。
これらのキーワードにおける美術、絵画というものを話せたらと思います。

– 福永大介


<プロフィール>

◯ 福永大介 ふくながだいすけ
1981年東京生まれ。2004年多摩美術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業、現在神奈川を拠点に制作活動を行う。吉井仁美キュレーションによる「AFTER THE REALITY 2」(ダイチ・プロジェクツ、ニューヨーク、2008)、「VOCA展2009」(上野の森美術館、東京)、「CRITICAL PASSION」(大野智史オープンスタジオ、山梨、2014)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、2014)などのグループ展に出展。またアーティストグループMIHOKANNOの一員としてグループ展に参加(「Hello MIHOKANNO」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京、2009、「GOOD NIGHT MIHOKANNO」アキバタマビ21、3331 Arts Chiyoda、2011)。2009年には毎日新聞社主催による第1回絹谷幸二賞を受賞。小山登美夫ギャラリーでは2006年、2008年、2011年、2013年、2015年に個展を開催。

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photo by Fuminari Yoshitsugu


◯ 大野智史 おおのさとし

1980年岐阜県生まれ。2004年東京造形大学卒業。現在山梨県富士吉田市を拠点に制作活動を行う。2007年にはホノルル現代美術館で個展「Prism Violet」を開催。主なグループ展に、「越後妻有アートトリエンナーレ2009」(福武ハウス 2009 / 旧名ヶ山小学校、新潟)、「VOCA展2010」(上野の森美術館、東京)、「リアル・ジャパネスク」(国立国際美術館、大阪、2012)、「CRITICAL PASSION」(大野智史オープンスタジオ、山梨、2014)、「『アート・スコープ2012-2014』─旅の後もしくは痕」(原美術館、東京、2014)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、2014)など。作品は原美術館、トヨタアートコレクション、国立国際美術館ほか、国内外の個人コレクターにも収蔵されている。小山登美夫ギャラリーでは2006年、2009年、2013年に個展を開催。現在、渋谷ヒカリエ8階の8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて個展「Beautiful Dreaming.」を開催中。
(10月19日[月]まで。http://www.hikarie8.com/artgallery/2015/08/satoshiohno.shtml

大野智史_クレジット不要

◯ 保坂健二朗 ほさかけんじろう
東京国立近代美術館主任研究員
1976年茨城県生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了(美学美術史学分野)。2000年より同館に勤務。企画した主な展覧会に「エモーショナル・ドローイング」(2008)、建築はどこにあるの?」(2010)、「イケムラレイコ」(2011)、「Double Vision」(2012)、「絵画、それを愛と呼ぶことにしよう」(2012)、「フランシス・ベーコン展」(2013)、「Logical Emotion」(2014)など。共著・監修に『キュレーターになる! アートを世に出す表現者』(フィルムアート社 2009)、『福祉×美術×表現×魂』(3331 Arts Chiyoda 2013)、『アール・ブリュット アート 日本』(平凡社2013)など。『すばる』『朝日新聞』『疾駆』で連載を持ち、東京藝術大学、九州大学等の非常勤講師も務める。

Photo by Keizo Kioku
Photo by Keizo Kioku