スタジオエキシビジョン「クリティカルパッション」
2015年8月22日(土) – 8月30日(日)
オープン時間:10:00 – 18:00
オープニング:2015年8月22日(土)午後3時 –
スタジオ住所:〒403−0005 山梨県富士吉田市上吉田892−2 大野智史スタジオ
作家ステイトメント:
「クリティカルパッション。」
去年から始めたスタジオエキシヴィジョンのそもそもの動機は、世界に通じる日本の新しいカウンターカルチャーを発生させたいという思いから始まっています。今はまだ地方の小さいイベントですが現実可能な最大範囲でこれからも育てていきます。
とはいえ、現時点でもこの展示をNYやLAや東京、ロンドン、香港に持っていっても通用するような内容を目指し、まずはこのスタジオエキシビジョンから都内の大きなスペースなどに展開しようと考えています。
世界で通用する内容とは?
オリエンタリズムやネオ.オリエンタリズムに回収されない日本人アーティストの新しい表現。
それは「私(私たち)の表現主義」(西洋の表現主義ともアメリカのニューペインティングとも違う。)とでも言うような領域。
今、世界のトレンドは完全にコンセプチャルでどれもサラッとクレバーな感じです。それも好きですが、
僕がやろうとしてることはそれとは真逆で、スローガンのようなタイトルをつけるなら「クリティカルパッション」です。社会の秩序をロジカルに表現してみせても、もう、それはみんなが知っていることです。重要なのは既存のロジックに頼らず、この世の中を変えるという強い意志を持った作品を生み出すこと。それは、現代のあらゆるものに汚染され、もまれながらもそれらを正面から受け止め、今を生きる衝動の中に表現と批評性を見出だすアクションです。
今回は90年代生まれの若い作家も多く参加しています。まだ、表現としては未完成な部分もありますが
彼らの「今」を生きている鮮度に溢れた作品がご覧頂けると思います。
みなさま、山梨はご遠方ではありますが足をお運びいただければ幸いです。
大野智史