大竹利絵子 / 加藤美佳 / 工藤麻紀子 / 蜷川実花

グループ展「アートのなぞなぞー高橋コレクション展 共振するか反発するか?」静岡県立美術館、静岡

大竹利絵子、加藤美佳、工藤麻紀子、蜷川実花 / グループ展
「アートのなぞなぞー高橋コレクション展 共振するか反発するか?」
静岡県立美術館、静岡
2017年12月23日[土]-2018年2月28日[水]

http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/26

作家プロフィール

大竹利絵子

1978年神奈川県生まれ。2002年東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。2004年同大学院美術研究科彫刻専攻修了後、2007年同博士課程を修了。現在、東京藝術大学美術学部彫刻科准教授。

大竹利絵子作品の魅力は、その荒削りな木のなかに佇んでいる存在の繊細さにあります。いつかの、どこかの記憶のような夢のような人や鳥やシーンが、見る人のどこかにつながってその魅力は広がります。

主な個展に「Way in, or Out」(8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京、2015年)、「たぶん、ミミ」(小山登美夫ギャラリー、東京、2012年)など。主なグループ展として、「アートのなぞなぞー高橋コレクション展 共振するか反発するか?」(静岡県立美術館、静岡、2017年)、「片山正通的百科全書Lifeishard…Let’sgoshopping.」(東京オペラシティアートギャラリー、東京、2017年)、「アトリエの末裔あるいは未来 #EXTRA」(旧平櫛田中邸、東京、2018年)、「刻まれた時間-もの語る存在」(東京藝術大学大学美術館陳列館、東京、2018年)「現代・木彫・根付 (海外巡回展)」(ベトナム日本文化交流センター、ハノイ、2018年)があります。

2005年第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展入選。作品は高橋コレクション、ジャピゴッツィコレクションに収蔵されています。

加藤美佳

加藤美佳は1975年、三重県生まれ。1999年愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業後、2001年同大学院修士課程修了。同年、五島記念文化賞美術新人賞を受賞しました。現在三重県を拠点に制作活動を行っています。小山登美夫ギャラリーでは2000年と2006年と2度の個展を行っています。2001年水戸芸術館で個展「クリテリオム48」を行った後、加藤の作品は国内外の様々な展覧会に出展されています。2001年アイオワのデモイン・アート・センターから始まったグループ展「My Reality ? Contemporary Art and the Culture of Japanese Animation」は、ニューヨークのブルックリン美術館他全米を巡回。そのほか、「CASINO 2001」(2001年、SMAK、ゲント、ベルギー)、村上隆キュレーションによる「ぬり絵」(2002年、カルティエ財団現代美術センター、パリ)、「絵画新世紀」(2003年、広島市現代美術館、広島)、「ジャパン・ライジング」(2003年、パームビーチICA、フロリダ)、「六本木クロッシング」(2004年、森美術館、東京)、「オフィッチーナ・アジア」(2004年、ボローニャ近代美術館からイタリア巡回)、「ベリー・ベリー・ヒューマン」(2005年、豊田市美術館、愛知)、「アイドル!」(2006年横浜美術館)などに出展。2005年には、ロンドンのWhite Cube /Jay Joplingでも個展を行いました。

加藤はまず自らの手で人形を作るところから制作をスタートさせ、長い過程を経てその像をタブローに仕上げます。オブジェを作り、写真撮影をし、それを地図のように足がかりにしながら、少しずつキャンバスに描き込むという作業によって、描かれる対象は単なるモノでは無く、魂を吹き込まれた普遍的な人間存在そのものへと塗り替えられて行きます。
完成した絵画の印象は、明晰なスーパーリアリズムの冷ややかさとも、呪術的な力を呼び起こすマジックリアリズムとも異なる、アンヴィヴァレントな感覚を私たちに与えます。粘土の人形たちにほどこされた思い思いの装飾-ビーズの飾りや帽子、また添えられた動物の骨や花、鳥の形のブローチなどは、少女たちが夢想する理想的な世界を形作るロマンティックなオブジェであると同時に、孤独な彼女たちにそっと寄り添う、小さな友達のようでもありました。近年描かれた、グラスビーズを使って作られたオブジェなどの新しいモチーフもまた、彼女が身近な場所から見いだしたものばかりです。

1975年 三重県生まれ
1999年 愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
2001年 愛知県立芸術大学院美術研究科油画専攻修了

五島記念文化賞美術新人賞受賞
2004年 「六本木クロッシング」展インターナショナル・アドバイザリー・ボード賞

工藤麻紀子

1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学油画科卒業。現在は神奈川を拠点に活動を行っています。
2002年、小山登美夫キュレーションによるグループ展「フラジャイル・フィギュアズ」(パレット・クラブ、東京)、および村上隆キュレーションのグループ展「東京ガールズブラボー2」(ナディッフ、東京)に出展、2004年から国内外の多数の展覧会に参加しています。

工藤麻紀子の絵画には、彼女が日常生活で出会ったものと、夢で 見た世界のようなイマジネーションが渾然一体となった不思議な心象風景が広がります。ダイナミック且つ繊細な筆致、バランスの取れた鮮やかな色彩、そして複数の場面とパースが同時に展開する大胆な構図によって、カオティックな躍動感に満ち溢れます。

主な個展に、2016年小山登美夫ギャラリー、2015年、2012年のロンドンの Wilkinson Gallery、2011年ロサンゼルスのMarc Foxx Gallery、2010年コペンハーゲンのAndersen’s Contemporaryでの開催があり、
主なグループ展として、「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー、2014年)、「The New International 2014」(Garage Museum of Contemporary Art、モスクワ、2014年)「十和田市現代美術館 開館5周年記念展 vol.1 flowers」(十和田市現代美術館、青森、2013年)、「Body Language」(サーチギャラリー、ロンドン、2013年)、「Pathos and Small Narratives」(Gana Art Center、ソウル、2011年)、「Pretty Baby」(フォートワース近代美術館、テキサス、2007年)、「MATRIX 213: Some Forgotten Place」(バークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブ、カ リ フ ォ ル ニ ア、2004年) などがあります。

作品は、ロサンゼルス現代美術館、オルブリヒト・コレクション(ドイツ)、サーチ・コレクション(ロンドン)、フラワーマンコレクション、国内では国際交流基金、高橋コレクションに収蔵されており、装画として山崎ナオコーラの小説『反人生』(2015年、集英社)にも使用されました。作品集に『まわってる Turning』(小山登美夫ギャラリー、2012年)があります。

1978年 青森県生まれ
2002年 女子美術大学油絵科卒業

蜷川実花

東京生まれ。写真家、映画監督。2001年木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』(ともに2019)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヶ国で配信。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展―地上の花、天上の色−」が全国の美術館を巡回、のべ18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.より写真集を出版。2012年、映画『ヘルタースケルター』にて新藤兼人賞銀賞を受賞。台北、上海などアジアを中心に大規模な個展を開催し、動員記録を大きく更新するなど人気を博し、世界的に注目を集めている。2018年熊本市現代美術館を皮切りに、個展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」が2021年まで全国の美術館を巡回中。

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