この度、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryではゲルマン・シュテークマイヤー「ライト・アンド・トーン paintings 2016 – 2018」を開催いたします。
ゲルマン・シュテークマイヤーは、単純な色彩を組み合わせたペインティングや、シンプルな線を継ぎ足し、下地の紙を切り貼りして、構成したドローイングを制作しています。
シュテークマイヤーにとって作品の完成とは、作品が自立した瞬間を迎えることであり、時には、1つの作品を仕上げるまでに長い年月を費やします。システィマティックに描かれるドローイングに対し、感覚的で存在感を放つペインティング。共に作家の内的思考の軌跡であり、制作にかけられた時間の堆積を感じることができます。
昨年に引き続き、小山登美夫ギャラリーでは2度目の開催となる本展では、新作を含むペインティングとドローイング作品17点を展示いたします。シュテークマイヤーの生み出す静謐な空間を是非ご高覧ください。
ゲルマン・シュテークマイヤーは1959年ドイツのミュールドルフ生まれ。ミュンヘンのルートヴィヒ・マクシミリアン大学にて数学と科学理論を学んだ後、ほどなくして芸術へと転向。ミュンヘン美術院にてアートを学んだ後、オランダ国立芸術アカデミーにも在籍しました。マインツ州立博物館、ノイエ・ピナコテーク・ミュンヘンなどドイツ国内をはじめとして、精力的に個展を開催しています。シュテークマイヤーはアムステルダム、ニューヨーク、ローマにて数年を過ごした後、ドイツに帰国。現在は、ミュンヘンを拠点を置き、制作活動を行なっています。作品はアムステルダム市立美術館、チューリッヒ美術館、ブッシュ・ライジンガー美術館、国立版画素描館(ベルリン美術館)、その他の多くの美術館や個人コレクションに収蔵されています。