蜷川実花

PLANT A TREE

PLANT A TREE, 2011 © mika ninagawa

本展では、2011年に発行された蜷川実花の写真集「PLANT A TREE」からの作品を展示いたします。
この写真集は、蜷川の写真集「noir」のデザイナーでもあり、同世代の写真家40人の作品を収録した写真集『40+1 PHOTOGRAPHERS PIN-UP』で一躍脚光を浴びた町口覚さんがデザイン、編集を手掛けたものです。(700部限定。エディションナンバー付き)通常、写真集の編集には深く関わる蜷川が、初めてすべてを託して制作された本でもあります。
この一連の写真は、2010年のある日3時間だけ目黒川に咲く桜を撮影したもので、暗い川面に舞い散る桜が、浮かび、漂い、流れて行く様が写し取られています。それはまるで涙を通して眺めているかのようで、儚さや葛藤を思わせ、見るものの心を締めつけます。

作家プロフィール

蜷川実花

東京生まれ。写真家、映画監督。2001年木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』(ともに2019)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヶ国で配信。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展―地上の花、天上の色−」が全国の美術館を巡回、のべ18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.より写真集を出版。2012年、映画『ヘルタースケルター』にて新藤兼人賞銀賞を受賞。台北、上海などアジアを中心に大規模な個展を開催し、動員記録を大きく更新するなど人気を博し、世界的に注目を集めている。2018年熊本市現代美術館を皮切りに、個展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」が2021年まで全国の美術館を巡回中。

https://mikaninagawa.com/

  • installation view from "PLANT A TREE" at Tomio Koyama Gallery, 2012 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
  • installation view from "PLANT A TREE" at Tomio Koyama Gallery, 2012 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
  • installation view from "PLANT A TREE" at Tomio Koyama Gallery, 2012 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery