小山登美夫ギャラリーシンガポールは、シンガポールのアーティスト、ジェネヴィーヴ・チュアの個展を開催いたします。インスタレーション、平面作品、彫刻などを通してチュアは、知りえないものへの畏怖や、見えないもの視覚化を探究します。 「Parabola(放物線)」と題され、小山登美夫ギャラリーでは初の個展となる本展は、変形された画布に制作した新しいペインティングをシリーズとして展示します。骨盤形態の進化を参照し、作品のフォルムにおいて曲線の特質に注目したこれらの作品は、作家がこれまでに興味をもってきた植物と受粉作用、またペインティングにプリントした「Ultrasound」という以前のシリーズで提示した、独自の空間の可能性を思い起こさせます。 ジェネヴィーヴ・チュアは1984年生まれ。シンガポール、ロサンゼルス、日本、韓国、香港などで数多くの展覧会を行っています。 2011年のシンガポール・ビエンナーレに参加、2012年シンガポールナショナルアーツカウンシルより、ヤング・アーティスト・アワードを受賞しました。2015年のプルデンシャル・アイ・アワードでは、ドローイング部門のファイナリストに選ばれ、2015年1月17日から3月31まで、シンガポールのマリナー・ ベイ・サンズに位置するアートサイエンス・ミュージアムで、最終選考に残った18人のアーティストによるグループ展に参加します。