ムハマッド・ユスフ(Mohamad ‘Ucup’ Yusuf)は1975年、インドネシアの東ジャワ州生まれ。現在は同国のジョグジャカルタ在住。1998年、スハルト政権末期に誕生した学生たちの反体制運動から発展したアーティスト兼活動家集団、「タリン・パディ(Taring Padi)」の創設メンバーのひとりです。2013年には横浜美術館でのグループ展「Welcome to the Jungle」(熊本市現代美術館に巡回)に参加しました。また作品は福岡アジア美術館、シンガポール美術館、クイーンズランド・アートギャラリー(ブリズベン、オーストラリア)などに収蔵されています。本展では近年の版画、ドローイング、ペインティングを展示。社会的、政治的な問題、自然、また出身であるジャワのコスモロジー等を描く多様な作品を発表いたします。