【展覧会について】
2000年、弱冠22歳にして自主企画の展覧会、自費出版した作品集が話題となり、その3年後にはホイットニー美術館で同館史上最年少で個展を開催したライアン・マッギンレー。今年2012年にはリッツォーリ社から写真集“Ryan McGinley: Whistle for the Wind”が出版されています。シルヴィア・ウォルフ(元ホイットニー美術館学芸員)は、「前の世代の若者文化を捉えた写真作品と違い、彼の作品は皮肉や退屈さ、そして不安を欠いている。彼自身やその被写体の生活は無邪気な明るさを手に入れているようだ。」と評しました。本展では最新シリーズ“Animals”を展示致します。動物と裸のモデルが引っ掻き合い、掴み合い、抱き合う行為には緊迫感と同時に柔らかさが存在します。また、清澄白河の小山登美夫ギャラリーにて9月1日~29日まで、彼のロードトリップのシリーズを展示する個展「Reach Out, I’m Right Here」を同時開催致します。