シュテファン・バルケンホール / 落合多武 / リチャード・タトル

グループ展 「視覚芸術百態:19のテーマによる196の作品」国立国際美術館、大阪

「猫 彫刻 」”cat sculpture” 2007 polyurethane plastic, key board 84.5 x 28.0 x 12.5 cm ©Tam Ochiai

シュテファン・バルケンホール、落合多武、リチャード・タトル / グループ展「視覚芸術百態:19のテーマによる196の作品」
国立国際美術館、大阪
2018年5月26日[土]- 7月1日[日]
http://www.nmao.go.jp/index.html

Place, one 2013 colored, cotton fiber and wire mesh 40 x 23 x 8 cm ©Richard Tuttle

作家プロフィール

シュテファン・バルケンホール

1957年ドイツ ヘッセン州、フリッツラー生まれ。現在メゼンタール(フランス)、ベルリン、カールスルーエ(ドイツ)にて制作活動を行っています。1976年ナム・ジュン・パイク、シグマー・ポルケらが教鞭をとっていたハンブルグ造形大学に入学し、ミニマルな彫刻家として有名なウルリッヒ・リュックリームに師事しました。92年より国立カールスルーエ造形芸術大学において彫刻の教授を務めています。

主に一本の木から台座ごと彫り出す立像、レリーフなどの彫刻作品を制作しており、人物、動物、建築の描写とミニマリズムを両立させる「普通のようで普通でない」独特の世界観と、さりげない軽やか、ユーモアを感じさせます。

日本での初個展は2005年、大阪の国立国際美術館と東京オペラシティアートギャラリーにて「シュテファン・バルケンホール:木の彫刻とレリーフ」を開催し大きな話題になりました。その他の主な個展に、2010年グルノーブル美術館(フランス)、2008年ダイヒトーアハレン(ドイツ)、2005年国立国際美術館と東京オペラシティアートギャラリー、2003年シュプレンゲル美術館(ドイツ)、1996年サーチギャラリー(イギリス)、1995年ハーシュホーン美術館(アメリカ)、1994年新ナショナルギャラリー(ドイツ)等があります。

主なグループ展には、1995年「1995 Carnegie International」カーネギー美術館(アメリカ)、1992年「Doubletake」Hayward Gallery(イギリス / クンストハレ・ウィーン(オーストリア)に巡回)、「Post Human」FAE現代美術館(カナダ) [カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館(イタリア) / Deste Foundation for Contemporary Art(ギリシャ) / ダイヒトーアハレン(ドイツ)へ巡回]、1990年「Possible Worlds: Sculpture from Europe」ICAとSerpentine Gallery(イギリス
)、1987年「ミュンスター彫刻プロジェクト」(ドイツ)等があります。

作品はシカゴ美術館、ハーシュホーン美術館彫刻庭園、ブロード・アート・ファウンデーション(サンタモニカ)、ロサンゼルス・カウンティ美術館、ルードヴィヒ美術館、ボン美術館、フランクフルト現代美術館をはじめ、数多くの美術館に所蔵されています。日本では、国立国際美術館、東京国立近代美術館にコレクションされています。

落合多武

落合多武は1967年神奈川県生まれ。1990年和光大学卒業後に渡米し、1993年ニュ−ヨーク大学芸術学部大学院修了。現在ニューヨークを拠点に制作活動を行っています。

主な展覧会として、「クリテリオム16 落合多武 “ショッピングバッグ” 」(水戸芸術館、茨城、1995年)、「MOT Annual フィクション?―絵画が開く世界」(東京都現代美術館、東京、2002年)、「Flashback」(Kunstverein Freiburg、フライブルグ、ドイツ、2005年)、「夏への扉―マイクロポップの時代」(水戸芸術館、茨城、2006年)、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」(原美術館、2009年[ケルン日本文化会館、2009年他多数巡回])、「スパイと失敗とその登場について」(ワタリウム美術館、東京、2010年)、「横浜トリエンナーレ2011:Our Magic Hour」(横浜美術館、その他周辺地域、神奈川)、「輝板膜タペータム」(銀座メゾンエルメス フォーラム、東京、2021年)などがあります。

2016年には『リ、ワイルド』」(アラタニウラノ、東京)にて、映像作家の大木裕之との日本とニューヨーク間でのやりとりによる共作のドローイングや映像、その場で作り上げられた立体、など新しい試みをしました。その時に発表した「灰皿彫刻」は2017年ニューヨークのTeam Galleryでの個展「Tarragon, Like a Cat’s Belly」でも展示され大きな話題になりました。また近年では、日光でのアン・イーストマンのトレッドソン別邸プロジェクトに関わり、国内外の様々なアーティストと共にアートの実験に取り組んでいます。

落合作品は、国立国際美術館、国際交流基金、東京都現代美術館、ドイツ銀行、高橋コレクションに収蔵されています。

リチャード・タトル

リチャード・タトルは1941年アメリカ、ニュージャージー州生まれ。ニューヨークとニューメキシコを拠点に活動しています。ハートフォードのトリニティ・カレッジで哲学と文学を学び、1963年に卒業。1965年24歳の時にニューヨークのベティ・パーソンズギャラリーで初個展を行い、1975年34歳の時、ホイットニー美術館で個展を開催。その展示は反響を呼び、様々な物議を醸しました。国際展では、ヴェネツィア・ビエンナーレ(1976年、1997年,2001年)、ドクメンタ(1972年、1977年、1987年)、ミュンスター彫刻プロジェクト(1987年)、またホイットニー・ビエンナーレにも3回(1977年、1987年、2000年)参加しています。

このようにリチャードタトルは、ポスト・ミニマリズムの代表的なアーティストというだけでなく、そのカテゴリーや時代、ジャンルを超えて、常にアートシーンを刺激し、活躍してきたアーティストといえるでしょう。日本では、世界屈指のアートコレクター ヴォーゲル夫妻のドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー』(佐々木芽生監督)に、作品とともに登場したことでも広く知られています。

最近の主な展覧会として、2005年から2007年までサンフランシスコ近代美術館、ホイットニー美術館他アメリカ国内を巡回した大回顧展「The Art of Richard Tuttle」、また、2014年ロンドンのテート・モダンとホワイトチャペルギャラリーで同時開催した個展「I Don’t Know, Or The Weave of Textile Language」において、布を使用した巨大な彫刻作品をテート・モダンのTurbine Hallに展示し大きな反響を呼びました。作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館ほかアメリカの主要な美術館、ステデリック美術館(オランダ)、テート・モダン(イギリス)、ポンピドゥー・センター(フランス)、ルードヴィヒ美術館(ドイツ)など、世界の数多くの美術館に所蔵されています。日本では国立国際美術館(大阪)がコレクションしています。

1941 Born in Rahway, NJ
1963 B.A. Trinity College,Hartford, CT
Lives and works in New York and New Mexico, USA