展覧会について
菅木志雄(1944年ー)は1968年に多摩美術大学を卒業。在学中から活動し、近年海外でも高く再評価されている「もの派」を代表する作家であると同時に、当時から現在まで、きわめて独自性の高い制作を一貫して続けてきました。石や木などの自然物、建材などの「もの」を配置することによって、その空間全体を活性化させるのが菅の作品の特長です。「もの」そのものが持つ力、成り立ち、その豊かな個別性を菅は創作行為によって可視化します。ものを見るということは何か、事物が在るということをどう知覚することができるのか。菅の探求は根源的でありながら、視覚文化に溢れた現在、とても新鮮に感じられます。本展では最新作を中心に展示いたします。「もの」がいきいきと見えてくる様子をお楽しみください。
その他の展覧会
菅木志雄 置かれた潜在性
2015年1月24日(土)– 3月22日(日)
東京都現代美術館
菅木志雄 展
2014年11月2日(日)- 2015年3月24日(火)
ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)
菅木志雄 展
2015年2月1日(日)- 2月27日(金)
板室温泉 大黒屋(栃木)