落合多武

マドレーヌ

installation view from “Madeleine” at Tomio Koyama Gallery, 1999 ©Tam Ochiai

【展覧会について】

落合多武は1967年横浜生まれ。現在は活動の拠点をニューヨークに構えています。今回は、未公開の新作ペインティングのほか、彫刻やインスタレーションも展示されます。
落合の作品世界は、ファッション、広告写真、ロックンロール・ミュージック、フランスのヌーヴェルヴァーグ・シネマなど、彼の「お気に入りのモノ」に対する真摯な愛情とクールな眼差しとに支えられています。好きなものが好きと言い切る強さと、はかない美しさを慈しむ繊細な感情とが渾然一体となって醸し出す落合独特の小宇宙を堪能してください。

同時開催 [eflny999](escape from ny 1999) Sagacho bis(佐賀町食糧ビル) 1999年9月7日 – 25日
参加アーティスト:ジャック・フェザレー、ロザリン・ノックス、マイケル・レヴィン、リサ・タイラー、クリス・ムーア、スティーブン・バリーノ、エリザベス・ペイトン、スウェーデン、ヴィベケ・タンベルグ、ユナイテッド・バンブー
キュレイター:落合多武
エリザベス・ペイトンのペインティングのほか、ヴィベケ・タンベルグのドローイング、ロック写真家のマイケル・レビィンなど、多彩な作品が揃います。
キュレイターをつとめる落合自身の個性との、刺激的かつ魅力的なコラボレーションをお楽しみください。
さらに、パフォーマンスとしてファッションショーの開催も予定しております。落合のアイデアをもとにファッションデザイナー集団、United Bambooが服を制作しました。ショー終了後、服は「ef1ny 999」の会場に展示される予定です。