菅 木志雄

『菅木志雄 志向する界景』展覧会カタログ

『菅木志雄 志向する界景』展覧会カタログ

この度小山登美夫ギャラリーでは、近年国際的活躍も目覚ましい菅木志雄の展覧会カタログ、「菅木志雄 志向する界景」の出版致しました。
このカタログは、千駄ヶ谷にあった小山登美夫ギャラリーにて2015年に開催された 菅木志雄展「志向する界景」(2015年11月14日-12月26日)の内容が掲載されたものとなり、また、本展覧会・カタログの為に、美術評論家の松井みどり氏に論文「ものの眺め、人の地点:菅木志雄の芸術実践における心とものの相互依存」を書き下ろして頂きました。60年代~90年代の菅の作品やエッセイを総括的に言及しながら2015年個展の意味合いを論じられた、全8頁にも及ぶ充実の素晴らしいテキストとなっております。

【「菅木志雄 志向する界景」展覧会カタログ】
A4変形 ドイツ装 / 120頁(内、カラーページ72頁)
日英バイリンガル
価格:3,704円(税別)
刊行:2017年6月7日
寄稿:松井みどり(美術評論家)
デザイン:加藤賢策、大井香苗(LABORATORIES)
発行:小山登美夫ギャラリー

著者プロフィール

菅 木志雄

1944年、岩手県盛岡市生まれ。1968年多摩美術大学絵画科を卒業。在学中の1967年には第11回シェル美術賞を受賞しています。

菅木志雄は、60年代末〜70年代にかけて起きた芸術運動「もの派」の主要メンバーであり、同時代を生きる戦後日本美術を代表するアーティストとして、独自の地平を切り開いてきました。 インド哲学などの東洋的思想に共鳴した自身の哲学を基に、石や木、金属といった「もの」同士や、空間、人との関係性に対して様々なアプローチをしかけ、「もの」の持つ存在の深淵を顕在化すべく作品制作をしています。「もの派」への再評価が確固たるものになった今日もなお菅はその思考を深化させ、尽きる事のない制作への情熱が、作品の現在性を生んでいると言えるでしょう。

菅は、1968年の初個展から現在に至る50年以上のキャリアの中で幾多もの展覧会に出展してきました。近年の大規模な展覧会として、2016年イタリア、ミラノのファンデーションPirelli HangarBicoccaでの展覧会をはじめ、イギリス、スコットランド国立近代美術館でのカーラ・ブラックとの二人展、アメリカ、ニューヨークのDia Art Foundationでの個展と、欧米の美術館において連続して展覧会を開催。2017年第57回ヴェネツィアビエンナーレ国際展「VIVA ARTE VIVA」では水上でのインスタレーションとして代表作「状況律」を再制作して大きな注目を浴び、同年長谷川祐子氏キュレーションによるフランスのポンピドゥ・センター・メッスで開催された「ジャパノラマ 1970年以降の新しい日本のアート」展にも出展しました。
国内では、2014年 – 2015年ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「菅木志雄展」、2015年には東京都現代美術館にて「菅木志雄 置かれた潜在性」と、2つの個展が同時期に開催され大きな話題となりました。作品は今年新たにポンピドゥ・センターとDia: Chelseaにコレクションされた他、テート・モダン、ダラス美術館、M+、グッゲンハイム・アブダビ、スコットランド国立美術館や、東京都現代美術館をはじめ国内外の多数の美術館に収蔵されています。 2016年には、第57回(2015年度)毎日芸術賞を受賞致しました。

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