この度小山登美夫ギャラリー天王洲では、4月6日より「温泉大作戦」のプロジェクトの一環としてジョージアのGallery Artbeat所属のナト・シルビラッゼと桑原正彦による二人展を開催いたします。
【Nato Sirbiladze ナト・シルビラッゼ プロフィール】
1955年ジョージア、トビリシ生まれ。
学校卒業後、教師になるため教育専門機関で学び、国立図書館や経営研究所、学校の教師として働きました。美術は専門に学んでおらず、31歳の時はじめて絵を描き始めます。彼女の作品は紙に描かれ、そのうちの数百点はガッシュと水彩で描かれています。シルビラッゼはどの芸術運動やグループにも属しておらず、またその作品はほとんど地域の芸術的文脈で言及されることがなく、独自のクリエイティブな軌跡を描き続けてきました。最近まで彼女の公共スペースでの展示は、国内外でのわずかな機会に限られていました。
主な個展に、「Luminous Echoes」(Gallery Artbeat、トビリシ、ジョージア、2023年)、「Ancient MemoryPictures」(ジョージア美術館、トビリシ、2022年)、 主なグループ展に「Art-O-Rama」(マルセイユ、フランス、2023年)、「ARCO Lisboa Art Fair」(リスボン、ポルトガル、2022年)、「Nine Lipped Goddess」(Gallery Artbeat、トビリシ、ジョージア、2020年)、Maya Ghoghelianiのプロジェクト「Days with Me」(2015年)、Folk Venter(トビリシ、ジョージア、2014〜2015年)、Giorgi Leonidze State Museum of Georgian Literature(トビリシ、ジョージア、2013年) などがあります。
https://galleryartbeat.com/en/artist/23/nato-sirbiladze
今回のNato Sirbiladze(ナト・シルビラッゼ)作品にご興味の方は下記の担当者へお問い合わせください。
[Gallery Artbeat] Salome Vakhania salome@projectartbeat.com
【桑原正彦 プロフィール】
1959年東京都生まれ。2021年他界。
桑原は1990年代の後半から一貫して、いま住んでいる環境に対する人間の欲望による変化に着目して制作をしていました。進化、効率、大量生産、加工、洗浄、商品価値を求めるのに伴う破壊、汚染などによる変化を、子供の頃からの思い出とともに、動物や風景を通して作品に表しました。公害によって汚くなった海に現れたアザラシは、そこを新しい生活の場として生き抜き人々に可愛さをまきちらします。可愛いと思う心も人間の欲。その絶望的でもあり、楽園のようでもある世界が桑原の大きな魅力になってます。
小山登美夫ギャラリーでの個展は、1997年「棄てられた子供」、1999年「眺め」、2001年「暮らしと膿」、2005年「土地開発」、2007年「夏の終わりに」、2008年「窓」、2010年「とても甘い菓子」、2012年「夢の中だけで」、2015年「あかるい日」、2017年「fantasy land」、2019年「夏の日」、そして2020年最後の個展となる「heavenly peach」と12度開催しました。アメリカ、サンタモニカのRichard Heller Galleryでも、2001年、2008年と2度の個展を開催しています。
主なグループ展に、「TOKYO POP」(平塚市美術館、神奈川、1996年)、「The Japanese Experience – Inevitable」(Ursula Blickle Stiftung財団、クライヒタール、ドイツ、2002年、以降ザルツブルグ近代美術館、オーストリア、2004年へ巡回)、「POPjack: Warhol to Murakami」(デンバー現代美術館、アメリカ、2002年)、「Japan Pop」(ヘルシンキ市立美術館、フィンランド、2005年)、「ポートレート・セッション」(広島市現代美術館、広島/ナディッフ、東京、2007年)、「Pathos and Small Narratives」(Gana Art Center、ソウル、韓国、2011年)などがあります。
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プレスに関するお問い合わせ先
Tel: 03-6459-4030 (小山登美夫ギャラリー オフィス)
Email: press@tomiokoyamagallery.com
(プレス担当:岡戸麻希子)
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