このたび、小山登美夫ギャラリー天王洲では、大宮エリー新作展「しあわせな家具は海にでた」を開催致します。本展では様々な椅子の楽しげな姿が描かれます。
【今回の作品について】
大宮さんの本展に関するコメントです。
「家具が美しい日々は、人生も美しい。そんなふうに思います。
シャルロット・ペリアンの椅子があるだけで、その日々は
かわいく、美しい。
アイリーン・グレイがある家は、なんて愉快な毎日なんでしょう。
ジャンヌレがあれば、大いなる休暇が過ごせそうです。
ナナ・ディッツェルは、私たちにわんぱくな冒険をくれそうです。
ハンス・ウェグナーに座れば空を飛べるんです。
椅子は、わたしたちにとって、必需品であり
豊かな人生を送るための、大切な相棒なのです。
それらを描くということ。その椅子の美しさをなぞり感嘆します。
彼らを作り上げたデザイナーたちへの
リスペクトと賞賛を込めながらのペインティングは至福の時間でした。
椅子を絵にすると、そこに彼らが生み出す素敵な営みや、楽しい日々、流れてくる音楽、静かな会話、暖炉の火、笑い声、読書の時間、時計の音、などなど
が脳内再生されてくるのです。もちろんそれは鑑賞者みなさんのオリジナルの再生です。
すべてが人生の愛おしさにつながっている。
いろんな旅をしてきた伴侶たちが勢揃いします。
しかも私の好きな、巨匠たちのチェア。みなさんも、好きですよね。
彼らが主役の舞台、演目をどうぞ、わくわく覗き見しにきてくださいませ。」
大宮エリー
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(プレス担当:岡戸麻希子)
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