蜷川実花

永遠の花 2

installation view from “Everlasting Flowers 2” at Tomio Koyama Gallery, 2006 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

<展覧会について>

本展のモチーフは、墓地に手向けられた造花。メキシコ、グアム、サイパンなど、日射しの強い国々では墓地に造花を供える習慣があります。強烈な光の中で輝く原色の花々は、まるで生花のようなみずみずしさにあふれています。その暴力的なまでの色彩感覚は、かわいい、きれい、といった言葉だけではくくることのできない、死と生のドラマを感じさせます。
人物はどこにも登場しませんが、これらの花々は何かの意思を宿して、異国の墓地で眠りについた人々に与えられた永遠の命を、私たちにも垣間見せてくれるかのようです。2000年に出会って以来このモチーフに魅せられてきたという蜷川実花の新作を、この機会に是非御高覧下さい。本展では大作品20点、小作品60点以上が展示される予定です。
本展開催に先立ち、作品集『永遠の花』が小学館より出版されます。[A$変型(タテ270 × ヨコ190) / 上製 120ページ / 発売予定日:2006年11月10日(金) / 価格:3,885円(本体3,700円)]
また、トーキョーワンダーサイト渋谷にて展覧会『永遠の花 1』が同時開催されます。
[トーキョーワンダーサイト渋谷 『永遠の花 1』:11月11日(土)~11月26日(日)]
どうぞお見逃しのないよう、足をお運びください。

  • installation view from "Everlasting Flowers 2" at Tomio Koyama Gallery, 2006 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
  • installation view from "Everlasting Flowers 2" at Tomio Koyama Gallery, 2006 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
  • installation view from "Everlasting Flowers 2" at Tomio Koyama Gallery, 2006 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery