川島秀明

「シャドウ・モンク」

Installation view from “Shadow Monk” at project room, Tokyo, Japan, 2003 ©Hideaki Kawashima

【展覧会について】

川島秀明は1969年愛知県生まれ34才。東京造形大学絵画科卒業。
卒業後比叡山延暦寺にて仏道修行を2年間修めました。その後名古屋にて絵画制作を開始、2年前に東京に移動し現在制作活動を行っています。
2001年に小山登美夫ギャラリーで開催された奈良美智キュレイションによるグループ展「モーニング・グローリー」展に出展した若手アーティストのひとりです。
川島秀明は常に画面の中に人物を描きます。登場する人物は怒っているように見えたり、優しい顏をしていたり、様々な表情を見せます。本人はこれらの人物は男でもなく女でもない自身の分身のような存在であると言います。ペインティングには自分自身のその時々の感情を表現する断片的な場面が描かれています。「人物に特定のイメージはない、鏡を見ていても同じ顏だけど違って見えるそんな時がある」と語るように一枚のペインティングに物語があるのではなく、マンガのようにいくつかのコマを断片的に並べ彼の描く世界が完成されてゆきます。
今回の展覧会タイトル「シャドウ・モンク」とは日本語にすると「影法師」と言う意味で、「人の影」もしくは「影のお坊さん」といった仏道修行をしていた作家自身の経歴を併せて暗示するような意味合いになっています。
project room / Tomio Koyama Gallery での今回の個展では新作ペインティングを展示いたします。

作家プロフィール

川島秀明

川島秀明は1969年愛知県生まれ。1991年東京造形大学卒業後、1995年から2年間比叡山延暦寺での仏道修行などを経て、2001年アーティストとしての制作活動を開始しました。活動初期より川島は一貫して自意識と向き合い、顔、そしてそこに現われる繊細で複雑な感情を描き続けてきました。川島作品を観る者は、うっすら塗られた色のグラデーションの巧緻さと、時に強く、時に憂いを帯びた魅惑的な眼や表情に引き込まれ、自分とどこか繋がる部分があるような、心揺さぶられる感情を覚えるでしょう。
今までに国内外で多数の展覧会に出展しており、主な個展に「youth」(小山登美夫ギャラリー、2018年)、
「Back and Forth」(Richard Heller Gallery、アメリカ、2014年)、 「Wandering」(Kukje Gallery、韓国、2009年)があり、主なグループ展に、「Japanese Experience Inevitable」(ザルツブルグ近代美術館、オーストリア、2004年)、「ライフ」(水戸芸術館、2006年)、「アイドル!」(横浜美術館、2006年)、「Little Boy」(村上隆キュレイション、ジャパン・ソサエティー、ニューヨーク、2006年)があります。

1969年 愛知県生まれ
1991年 東京造形大学卒業