1978年神奈川県生まれ。2002年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業後、現在も神奈川県を拠点に活動を行う。
現代美術に立ち向かうための方法として、自分の中に架空の画家を見いだし、彼に描かせるという演劇的アプローチで制作活動をスタート。あえて今や古典的ともいえるゴッホのような油絵具の厚塗り技法を用い、現代的心象風景を物語性豊かに描く独自の世界は、国内外で高い評価を受けました。
2014年より、美術史に輝く巨匠の生涯をひとつのキャンバスに込めて描く「カレンダーシリーズ」作品の制作を開始し、2020年ついに完成。
ムンク、ゴッホ、モディリアーニなど桑久保により選ばれた巨匠が12ヶ月にあてはめられ、カレンダーの「月」に見立てられた「カレンダーシリーズ」は、
それぞれの作家たちの作品、スタジオ、人生が桑久保の解釈により壮大な異次元空間として表現され、時空を超えた共鳴が生まれる究極のオマージュ作品となっています。
今までに、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、コペンハーゲン、シンガポール、ソウル、台北、東京など世界各地で個展を行い、2020年には初の美術館での個展となる「A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12」(茅ヶ崎市美術館、神奈川、2020年)を開催、大きな話題となりました。
主なグループ展に、「「サイト -場所の記憶、場所の力-」(広島市現代美術館、2013年) 、「東京画 ll:心の風景のあやもよう」(東京都美術館、2013年)、「VOCA 2012」(上野の森美術館、2012年)、「アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち」(国立新美術館、東京、2010年)、「トーキョーワンダーウォール」(東京都現代美術館、2003年)があります。
受賞歴として、第3回Dアートビエンナーレ最優秀賞 (2013年)、VOCA展2012 奨励賞 (2012年)、第三回絹谷幸二賞(2011年)、トーキョーワンダーウォール賞 (2002年)、
作品は、ジャピゴッツィコレクション、第一生命保険株式会社、高橋龍太郎コレクション、高松市美術館、タグチ・アートコレクション、トヨタアートコレクションなど、国内外で数多く所蔵されています。
個展
2021 | 「離島の旅」Nunu Fine Art、台北、台湾 |
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2020 | 「A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12」茅ヶ崎市美術館、神奈川 |
2018 | 「A Calendar For Painters Without Time Sense 1. 3. 4. 5. 7. 8」小山登美夫ギャラリー、東京 「桑久保徹『2001-2014』」8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 「Sea' Sand' Sun' and Sculptures」Nunu Fine Art、台北、台湾 |
2014 | 「忘れることができない、素晴らしい一日」小山登美夫ギャラリー シンガポール、シンガポール |
2012 | 「The Sea by Night and Day」The Daiwa Anglo-Japanese Foundation、ロンドン、イギリス 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 |
2010 | 「Out of Noise」ギャラリー・ヒュンダイ、ソウル、韓国 「海の話し 画家の話し」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京 |
2008 | 「World Citizens with the White Boxes」小山登美夫ギャラリー、東京 |
2007 | 「Women Living by the Sea」doART Gallery、ソウル、韓国 「SCENERY OF TOMORROW」bendixen contemporary art、コペンハーゲン、デンマーク |
2006 | 「Illusion of the Sea Ebbing Away」Galerie Davide Gallo、ベルリン、ドイツ 「眠らない女」Gallery Stump Kamakura、鎌倉、神奈川 |
2005 | 「The Flower of Hole in the Sand」Project Room/小山登美夫ギャラリー、東京
「ドローイング展」TKGY at lammfromm、東京 「BLOOMFIELD」トーキョーワンダーサイト2 渋谷、東京 |
2003 | トーキョーワンダーサイト 本郷、東京 |
2002 | ペッパーズロフトギャラリー、東京 |
グループ展
2023 | 「花好きで」伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー、東京 「6 Artists selected by Tomio Koyama Gallery」阪急メンズ大阪 1階ステージ&3階コンテンポラリーアートギャラリー、大阪 |
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2018 | 「ビヨンドワンダー -さまざまユートピアの眼差し」名古屋芸術大学アート&デザインセンター、愛知 |
2016 | 「六甲ミーツ・アート芸術散歩 2016」六甲山カンツリーハウス、兵庫 「Controlled Coincidence」NUNU FINE ART、台北、台湾 |
2014 | 「小山登美夫ギャラリーグループ展」TOLOT/heuristic SHINONOME、東京
「銀座三越 × 小山登美夫ギャラリー アートセレクション展」銀座三越 8階 ギャラリー、東京 「タグチ・アート・コレクション たぐ展☆」松本市美術館、長野 |
2013 | 「東京画Ⅱ:心の風景のあやもよう」東京都美術館 ギャラリーB、東京
「Wonderful My Art 高橋コレクションの作家たち」河口湖美術館、山梨 「Education, education and education」倉敷芸術科学大学芸術学部展示スペース ZONE、倉敷、岡山[GALLERY HIRAMINE、鹿児島へ巡回] 「銀座三越 × 小山登美夫ギャラリー アートセレクション」銀座三越 8階 ギャラリー、東京 「アートがあれば ll ー9人のコレクターによる個人コレクションの場合」東京オペラシティ アートギャラリー、東京 「サイト -場所の記憶、場所の力-」広島市現代美術館、広島 「絵画は踊る -タグチ・アートコレクションのエッセンス」スパイラルガーデン、東京 「第3回 Dアートビエンナーレ展」ダイテックサカエビル展示場 6F クリエイトホール、名古屋、愛知 |
2012 | 「KISS THE HEART #1」伊勢丹新宿店ほか、東京
「あざみ野コンテンポラリーvol.2 Viewpoints いま『描く』ということ」横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2、神奈川 「VOCA 2012 現代美術の展望 ー新しい平面の作家たち」上野の森美術館、東京 「Painting Never Dies」YUKA TSURUNO、東京 「ブラインド・サイト ―盲視の知覚」MA2Gallery、東京 |
2011 | 「常設特別展 Art in an Office —印象派・近代日本画から現代絵画まで」豊田市美術館、愛知
「GLOBAL NEW ART —現代アートをもっと楽しむために—」損保ジャパン東郷青児美術館、東京 「Reflections in collaboration with Tomio Koyama Gallery」ford PROJECT、ニューヨーク、アメリカ |
2010 | 「4人のペインティング」小山登美夫ギャラリー 京都、京都 「アーティスト・ファイル 2010 現代の作家たち」国立新美術館、東京 「3331 Arts Chiyoda グランドオープン記念展『3331 Presents Tokyo : Part1』」3331 Arts Chiyoda 1階ギャラリー、東京 |
2009 | 「Happy New Year(s)」Bendixen Contemporary Art、バルビュー、デンマーク 「TOKYO WONDER WALL 2000-2009 10年!」東京都現代美術館、東京 |
2007 | 「ポートレート・セッション」ナディフ、東京/広島市現代美術館、広島 「Summer Show」 小山登美夫ギャラリー、東京 |
2004 | 横浜市民ギャラリー、神奈川 「トーキョーワンダーウォールの作家たち」東京都現代美術館、東京 |
2003 | プロムナードギャラリー、東京
「トーキョーワンダーウォール」東京都現代美術館、東京 |
パブリックコレクション
ジャピゴッツィコレクション
第一生命保険株式会社
高橋龍太郎コレクション
高松市美術館
タグチ・アートコレクション
トヨタアートコレクション
フラワーマンコレクション
受賞歴
2013 | 第3回Dアートビエンナーレ展 最優秀賞 |
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2012 | VOCA展2012 奨励賞 |
2011 | 第三回絹谷幸二賞(毎日新聞社主催) |
2004 | GEISAI#5 小山登美夫ギャラリー賞 |
2002 | トーキョーワンダーウォール賞 |
出版物
『桑久保徹 A Calendar for Painters without Time Sense.12/12』2020 公益財団法人茅ヶ崎市文化・スボーツ振興財団 茅ヶ崎市美術館 協力:小山登美夫ギャラリー
『海の話し 画家の話し』2010 小山登美夫ギャラリー 著者:桑久保徹
『World Citizens with the White Boxes』2008 小山登美夫ギャラリー
グループ展「花好きで」伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー、東京
グループ展「6 Artists selected by Tomio Koyama Gallery」阪急メンズ大阪 1階ステージ&3階コンテンポラリーアートギャラリー、大阪
個展「離島の旅」NUNU FINE ART、台北、台湾
個展「A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12」茅ヶ崎市美術館、神奈川
グループ展「ビヨンドワンダー -さまざまなユートピアへの眼差し」名古屋芸術大学アート&デザインセンター、愛知
個展「Sea’ Sand’ Sun’ and Sculptures」Nunu Fine Art、台北、台湾
グループ展「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016」六甲ガーデンテラス他、神戸
グループ展「Controlled Coincidence」Nunu Fine Art、台北、台湾
グループ展「アートがあればⅡ −9人のコレクターによる個人コレクションの場合」東京オペラシティ アートギャラリー、東京
グループ展「Reflections in collaboration with Tomio Koyama Gallery」ford PROJECT、ニューヨーク、アメリカ
ナビゲーター:小池藍
運営会社:エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、GATE株式会社
プロデューサー:加藤信介、山本圭介、河口沙月、加藤豊紀
制作:Lat-Lon
作家セレクション:小池藍
ヘアメイク:須賀元子
スタイリスト:杉山まゆみ
衣裳協力:yoshiokubo GROUNDFLOOR
https://www.instagram.com/yoshiokubo_official/
CFCL
※文化庁「文化芸術収益力強化事業」