1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。現在は神奈川を拠点に活動を行っています。
季節や時間による光の変化から、いつもの散歩道が「急に光って見える」瞬間や、ふと頭に思い浮かぶ行ったことがある場所、川や水辺、草花の匂い、風、虫の羽音、動物、思春期の少年少女、夜にみた夢など。
工藤は日常の生活の中で見逃しがちな、なにげない事柄を独特な感受性で受け止めます。そして光と風景と人物と感情が合わさった現実と心象風景の再構築として、鮮やかな夢のような世界観を描きます。
体が弱く孤独だった幼少期の自然環境や、動物、小説や漫画、アニメ(特に宮崎駿)、そしてポスト印象派に影響を受けたマティス、ボナール、ムンクなどに感銘を受けており、自身の作品は「結局は光を描いているのかもしれない」と言います。
主な個展に「市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」(平塚市美術館、2022年)、「影の色なに色」(小山登美夫ギャラリー天王洲、2022年)、「空気に生まれかわる」(小山登美夫ギャラリー六本木、2020年)、Wilkinson Gallery(ロンドン、2015年、2012年)、Marc Foxx Gallery(ロサンゼルス、2011年)、Andersen’s Contemporary(コペンハーゲン、2010年)など。
主なグループ展として、「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー、2014年)、「The New International 2014」(Garage Museum of Contemporary Art、モスクワ、2014年)「十和田市現代美術館 開館5周年記念展 vol.1 flowers」(十和田市現代美術館、青森、2013年)、「Body Language」(サーチギャラリー、ロンドン、2013年)、「Pathos and Small Narratives」(Gana Art Center、ソウル、2011年)、「Pretty Baby」(フォートワース近代美術館、テキサス、2007年)、「MATRIX 213: Some Forgotten Place」(バークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブ、カ リ フ ォ ル ニ ア、2004年) などがあります。
作品は、アルスター国立博物館(アイルランド)、フォートワース近代美術館、フッド美術館(アメリカ)、ロサンゼルス現代美術館、UCバークレー美術館 パシフィックフィルムアーカイブなどに収蔵。
装画として山崎ナオコーラの小説『反人生』(2015年、集英社)、作品集に『空気に生まれかわる』(美術出版社、2022年)、『まわってる』(小山登美夫ギャラリー、2012年)があります。
1978年 青森県生まれ
2002年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業
個展
2024 | 「工藤麻紀子コレクションー水槽の底から」G foundation collection Tokyo、東京 |
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2022 | 「影の色なに色」小山登美夫ギャラリー天王洲、東京 「市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館、神奈川 |
2020 | 「空気に生まれかわる」小山登美夫ギャラリー、東京 フィリップス東京 |
2016 | 小山登美夫ギャラリー、東京 |
2015 | Wilkinson Gallery、ロンドン、イギリス |
2013 | 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 |
2012 | Wilkinson Gallery、ロンドン、イギリス |
2011 | Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ 小山登美夫ギャラリー、東京 |
2010 | Andersen's Contemporary、コペンハーゲン、デンマーク |
2007 | 小山登美夫ギャラリー、東京 「ともだち」高橋コレクション、東京 |
2006 | Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ |
2005 | 小山登美夫ギャラリー、東京 |
2003 | 小山登美夫ギャラリー、東京 |
グループ展
2024 | 「AYA’s friends’ ALTERNATIVE FUTURE」Hidari Zingaro、東京 「MIND SCAPES」GANA ART CENTER、ソウル、韓国 「どうやってこの世界に生まれてきたの?」弘前れんが倉庫美術館、青森 「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」東京都現代美術館、東京 「オープニング展」UESHIMA MUSEUM、東京 「Revealed –3人の個人コレクション– 」横浜市民ギャラリーあざみ野、横浜、神奈川 |
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2023 | 「精霊に捕まって倒れる」TALION GALLERY、東京 「“MEMORIES 01” selected by Yoshiaki Inoue」CADAN 有楽町、東京 「DMZ Exhibition: Checkpoint」坡州市&漣川郡、韓国 (非武装地帯 DMZ内) 「UESHIMA COLLECTION」PHILLIPS、東京 「ceremony ミヤ・アンドウ、鬼頭健吾、工藤麻紀子、 ヴィック・ムニーズ」 まえばしガレリア Gallery 2、群馬 |
2022 | 「済南国際ビエンナーレ」済南市美術館、山東省、中国 「Under Current サテライト展」N&A Art SITE、東京 「Under Current」 宝龍美術館、上海、中国 「Unnatural Nature: Post-Pop Landscapes」Acquavella Galleries、パームビーチ、アメリカ/ニューヨーク、アメリカ |
2021 | 「萬華鏡 KALEIDOSCOPE」YIRI ARTS、台北、台湾 「花と鳥」小山登美夫ギャラリー、東京 「CADAN x ISETAN ART GALLERY 具象 Figuration」伊勢丹新宿店アートギャラリー、東京 |
2019 | 「Can You Dream It? (Yes I Can.)」Kristen Lorello、ニューヨーク、アメリカ |
2018 | 「Hypnagogia」Pippy Houldsworth Gallery、ロンドン、イギリス |
2017 | 「アートのなぞなぞー高橋コレクション展 共振するか反発するか?」静岡県立美術館、静岡 「MAKIKO KUDO & HIROSHI SUGITO」Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ 「ICONOCLASTS: ART OUT OF THE MAINSTREAM」Saatchi Gallery、ロンドン、イギリス 「小山登美夫ギャラリー グループ展」小山登美夫ギャラリー、東京 |
2015 | 「TIGER TIGER」Salon 94 Bowery、ニューヨーク、アメリカ 「柏原由佳、川島秀明、工藤麻紀子、桑久保徹、桑原正彦、福井篤展」8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 |
2014 | 「小山登美夫ギャラリーグループ展」TOLOT/heuristic SHINONOME、東京 「絵画の在りか」東京オペラシティ アートギャラリー、東京 「美少女の美術史」青森県立美術館[静岡県立美術館、2014/島根県立石見美術館、2014-15へ巡回] 「The New International 2014」Garage Museum of Contemporary Art、モスクワ、ロシア 「Queensize - Female Artists from the Olbricht Collection 」ME COLLECTORS ROOM BERLIN、ベルリン、ドイツ |
2013 | 「十和田市現代美術館開館5周年記念展 フラワーズ」十和田市現代美術館、中心商店街ほか、青森 「Body Language」Saatchi Gallery、ロンドン、イギリス |
2012 | 「September」MISAKO & ROSEN、東京 |
2011 | 高橋コレクション日の出 オープニング展覧会「リクエストトップ30-過去10年間の歩み」TABLOID GALLERY、東京 「Reflections in collaboration with Tomio Koyama Gallery」ford PROJECT、ニューヨーク、アメリカ 「Pathos and Small Narratives」Gana Art Center、ソウル、韓国 |
2010 | 「4人のペインティング」小山登美夫ギャラリー 京都 |
2009 | 「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」(キュレーション:松井みどり)原美術館、東京[ケルン日本文化会館、ドイツ、2009/トロント日本文化センター、カナダ、2010/Galeri'a Arnold Belkin: Museo Universitario del Chopo、メキシコシティ、メキシコ、2011へ巡回] |
2008 | 「フォー・カード」GALLERY SIDE 2、東京 「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」霧島アートの森、鹿児島[札幌芸術の森美術館、北海道、2008-09/新潟県立近代美術館、2009/秋田県立近代美術館、2009/米子市美術館、鳥取、2009-10/愛媛県美術館、2010へ巡回] |
2007 | 「Pretty Baby」フォートワース近代美術館、アメリカ |
2006 | 「Heroines」The Arnold and Marie Schwartz Gallery Met at the Metropolitan Opera、ニューヨーク、アメリカ 「縄文と現代」青森県立美術館、青森 |
2005 | 「VOCA展」上野の森美術館、東京 「POST MODERN」GREENE NAFTALI、ニューヨーク、アメリカ 「Japan Pop」ヘルシンキ市立美術館、フィンランド |
2004 | Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ 「東京ガールズ・ブラボー3」Marianne Boesky Gallery、ニューヨーク、アメリカ 「タイム・オブ・マイ・ライフ 永遠の少年たち」東京オペラシティ アートギャラリー、東京 「Some Forgotten Place / MATRIX 213」UCバークレー美術館 パシフィック・フィルム・アーカイブ、アメリカ |
2003 | 「オープニング・エキシビション」小山登美夫ギャラリー、東京 「希望/Hope 未来は僕等の手の中」ラフォーレミュージアム原宿、東京 |
2002 | 「Fragile Figures」パレットクラブ、東京 「東京ガールズ・ブラボー2」ナディッフ、東京 |
パブリックコレクション
アルスター国立博物館、ベルファスト、イギリス
OKETA COLLECTION、東京
国際交流基金、東京
サーチ・コレクション、ロンドン、イギリス
高橋龍太郎コレクション、東京
タグチアートコレクション、東京
フォートワース近代美術館、アメリカ
フッド美術館、ハノーヴァー、アメリカ
フラワーマンコレクション、広島
ロサンゼルス現代美術館、アメリカ
UCバークレー美術館 パシフィック・フィルム・アーカイブ、アメリカ
出版物
【作品集】
・『まわってる』小山登美夫ギャラリー、2012年
タカノ綾「絵も、ことばも、なにかに侵されていない。」p.65
「頭の中で見えているものを、いつも絵に描いている。」pp.67-69 [インタビュー・構成:宮村周子]
バリー・シュワブスキー「幸福の総数」pp.136-138
松井みどり「色面の溶解と世界の再生:工藤麻紀子の進化する絵画平面」pp.142-143
【個展図録】
・『花が咲いて存在に気が付くみたいな』平塚市美術館、2022年
【グループ展図録】
・『絵画の在りか』東京オペラシティ アートギャラリー、2014年、pp.64-65, 67
[作家解説・図版]、pp.164-165 [アンケート]
・『ウィンター・ガーデン 日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開 国際交流基金海外巡回展』美術出版社、2009年、pp.4-27 [テキスト:松井みどり
「ウィンター・ガーデン 日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」、pp.62-65 [図版・作家解説]
・『Pathos and Small Narratives - Japanese Contemporary Art』Gana Art Center、2011年、pp.20-25 [図版] pp.72-78 [テキスト:保坂健二郎 「パトスと『弱さ』1984年以降の日本の絵画について」]
・『ネオネニー・ジャパン ー 高橋コレクション』美術出版社、2008年、pp.72-73 [図版]、p.115 [作家解説:坂本暁美]
・『Daiwa Radiator Factory Viewing Room vol.03』株式会社大和ラヂエーター製作所、2007年、pp.6,9,13 [図版]
・『第25回損保ジャパン美術財団選抜奨励展』損保ジャパン東郷青児美術館、2006年、p.31 [図版・作家解説:堀元彰]
・『VOCA展2005』上野の森美術館、2005年、pp.32-33 [図版・作家解説:坂本暁美]
・『タイム・オブ・マイライフ 永遠の少年たち』東京オペラシティ アートギャラリー、2004年、pp.4-7 [テキスト:堀元彰「永遠の少年たち ー 美術の青春、あるいは青春の美術」]
【カバー装画・寄稿】
・「長井帝国からナガイーランド(仮)」、長井朋子作品集『Thousands of Finches』、Floating Mountain、2017年、p.67 [寄稿]
・山崎ナオコーラ『反人生』集英社、2015年 [カバー図版]
グループ展「AYA’s friends’ ALTERNATIVE FUTURE」Hidari Zingaro、東京
【現在開催中】 グループ展「MIND SCAPES」GANA ART CENTER、ソウル、韓国
【現在開催中】 グループ展「どうやってこの世界に生まれてきたの?」弘前れんが倉庫美術館、青森
グループ展「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」東京都現代美術館、東京
個展「工藤麻紀子コレクションー水槽の底から」G foundation collection Tokyo、東京
【現在開催中】 グループ展「オープニング展」UESHIMA MUSEUM、東京
グループ展「Revealed –3人の個人コレクション– 」(Joytech Collection、照井コレクション、G foundation Collection) 横浜市民ギャラリーあざみ野、横浜、神奈川
グループ展「精霊に捕まって倒れる」TALION GALLERY、東京
グループ展「DMZ Exhibition: Checkpoint」坡州市&漣川郡、韓国 (非武装地帯 DMZ内)
グループ展「“MEMORIES 01” selected by Yoshiaki Inoue」CADAN 有楽町、東京
作品展示「UESHIMA COLLECTION」PHILLIPS、東京
グループ展「ceremony ミヤ・アンドウ、鬼頭健吾、工藤麻紀子、 ヴィック・ムニーズ」 まえばしガレリア Gallery 2、群馬
「済南国際ビエンナーレ」済南市美術館、山東省、中国
グループ展「Under Current サテライト展」N&A Art SITE、東京
グループ展「Under Current」 宝龍美術館(Powerlong Museum)、上海、中国
作品集『空気に⽣まれかわる』(美術出版社)刊⾏記念 作品展、銀座 蔦屋書店 アートブックフロア、東京
個展「市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館、神奈川
グループ展「Unnatural Nature: Post-Pop Landscapes」Acquavella Galleries、パームビーチ/ ニューヨーク、アメリカ
グループ展「萬華鏡 KALEIDOSCOPE」YIRI ARTS、台湾
グループ展「CADAN x ISETAN ART GALLERY 具象 Figuration」伊勢丹新宿店、アートギャラリー、東京
作品展示、PHILLIPS、東京
グループ展 「Can You Dream It? (Yes I Can.)」Kristen Lorello、ニューヨーク、アメリカ
グループ展「Hypnagogia」Pippy Houldsworth Gallery、ロンドン、イギリス
グループ展「アートのなぞなぞー高橋コレクション展 共振するか反発するか?」静岡県立美術館、静岡
グループ展「Makiko Kudo & Hiroshi Sugito」Marc Foxx Gallery、ロサンゼルス、アメリカ
グループ展「ICONOCLASTS: ART OUT OF THE MAINSTREAM」Saatchi Gallery、ロンドン、イギリス
個展 Wilkinson Gallery、ロンドン、イギリス
個展 Wilkinson Gallery、ロンドン、イギリス
グループ展「Reflections in collaboration with Tomio Koyama Gallery」ford PROJECT、ニューヨーク、アメリカ
アート専門番組【MEET YOUR ART】
【今週のPICK UP アーティスト】工藤麻紀子 × 森山未來
ナビゲーター:小池藍
運営会社:エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、GATE株式会社
プロデューサー:加藤信介、山本圭介、河口沙月、加藤豊紀
作家セレクション:小池藍
ヘアメイク:須賀元子
スタイリスト:杉山まゆみ
衣裳協力:yoshiokubo GROUNDFLOOR
https://www.instagram.com/yoshiokubo_official/
CFCL
※文化庁「文化芸術収益力強化事業」