1987年和歌山生まれ。2011年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。在学中に英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに交換留学しました。2016-2018年にはアイルランドのダブリンで制作を行い、現在は和歌山を拠点に活動しています。
主な個展として「PASSING WIND」(小山登美夫ギャラリー六本木、東京、2024年)、「Lava drop 〜伊藤彩初作品集 “RAPID RABBIT HOLE” 出版記念展〜」(gallery ON THE HILL、東京、2020年)、「Unfortunately I love you」(YIRI ARTS、台北、台湾、2023年、「Aya Ito: Magic Spittle」 (HIVE CENTER FOR CONTEMPORARY ART、北京、2023年)、「ゲノムの詩(うた)ー Collaboration with Fujimura Family」(髙島屋大阪店 6階ギャラリーNEXT、大阪[川久ミュージアム、和歌山へ巡回]、2024年)、「PASSING WIND」(小山登美夫ギャラリー六本木、2024年)。
主なグループ展に「レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート」(サントリーミュージアム[天保山]、2010年)、「和歌山と関西の美術家たち リアルのリアルのリアルの」(和歌山県立近代美術館、2015年)、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2017」(六甲ガーデンテラス他、兵庫、2017年)、伊藤彩&リチャード・ゴーマン「Sea Both Sides」(8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京、2019年、「Dreamscape Estuary」(Unit London、イギリス、2023年)、「やんばる アートフェスティバル 2022-2023」(沖縄県北部地域各会場、沖縄、2023年)など多岐にわたり活躍をしています。
オレンジ、赤、緑、紫、黄色など人工的なネオンのような暗く鮮やかな色彩の渦。傑出した構成力の、時空がねじれた背景。飄々とした人かなにかが巨大化、矮小化されたり、浮いたり。伊藤作品を観るとけだるい無重力の空間を覗き込んでいるような不思議な感覚を覚えます。
伊藤は自身の作品は「無意味なつながり」「渋谷のスクランブル交差点での人々が行き交い、一人一人の人生が交差する様子」のようだと語ります。主人公たちや景色に脈略はなく、伊藤の妄想が妄想を呼んだ、偶然の出会いの連続。その異物同士のハレーションは不条理な夜の夢を彷彿とし、伊藤作品とシュルレアリスムとの繋がりを感じさせます。
また大きな特徴として、伊藤は実際にそのカオスな世界観を自ら作り上げたのちに、写真を撮り、その写実として絵画を描いているという点があります。
キャラクターのような存在を制作し、布、植物、おもちゃ、セロファンなどと組み合わせてジオラマを作り、何枚もの写真を撮りセレクト、それを忠実にキャンバスに描いていく。その気の遠くなるようなプロセスで作品の精度を高めていく方法は、想像を超えた驚きや楽しさを発見する実験のようであり、近年のリチャード・ゴーマンとの二人展や The Essential Store、Fujimura Familyとのコラボレーションでも、他の才能との出会いによる高揚感を生み出しています。
受賞歴に、「Art Camp in Kunst-Bau 2007」(サントリーミュージアム[天保山]、大阪)でサントリー賞、「アートアワードトーキョー丸の内 2011」でシュウウエムラ賞および長谷川祐子賞、和歌山県文化表彰奨励賞(2021年)、有田市文化賞 功労賞(2022年)があります。
1987年 和歌山生まれ
2011年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 交換留学
出版物
https://tomiokoyamagallery.com/publications/rapid-rabbit-hole/
公式グッズサイト
https://ayastudio.stores.jp
個展
2024 | 「PASSING WIND」小山登美夫ギャラリー、東京 「ゲノムの詩(うた)ー Collaboration with Fujimura Family」髙島屋大阪店 6階ギャラリーNEXT、大阪[川久ミュージアム、和歌山へ巡回] |
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2023 | 「Unfortunately I love you」YIRI ARTS、台北、台湾 「Aya Ito: Magic Spittle」 HIVE CENTER FOR CONTEMPORARY ART、北京 |
2021 | 「Where is banana?」MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、日本橋三越本店、東京 「STORIES -collaboration with The Essential Store-」銀座蔦屋書店GINZA ATRIUM、東京 |
2020 | 「Lava drop 〜伊藤彩初作品集 “RAPID RABBIT HOLE” 出版記念展〜」gallery ON THE HILL、東京 「Blink 〜伊藤彩初作品集 “RAPID RABBIT HOLE” 出版記念展〜」NADiff a/p/a/r/t、東京 「お宝リターン展」伊藤彩初作品集 “RAPID RABBIT HOLE” 出版記念、Grenier、東京 |
2019 | 「LOVE POWER」東急プラザ渋谷6Fスペース、東京 「Rapid Rabbit hole」Grenier、東京 |
2018 | 「Reflection 反射」Pulp、大阪 「Vortex 渦」hitoto、大阪 |
2017 | 「How’s this? −こんなんどうですか?−」ヒルサイドフォーラム、東京 「Sleeping Stone」8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 |
2016 | 「アイムホームシック」Pulp、大阪/みかんの木・ギャラリースペース、和歌山 「CASH MOB ライブペインティング」あじろ浜、和歌山 |
2015 | 「穴」8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 |
2014 | 「テルちゃんの妄想悲劇」CAPSULE、東京 |
2012 | 「猛スピードでははは」小山登美夫ギャラリー京都 |
2011 | 「穏やかに臭う」小山登美夫ギャラリー、東京 |
2010 | 「TKG Project #2 伊藤彩」TKG エディションズ 京都、京都 |
2009 | 「伊藤彩展」和歌山マリーナシティーわかやま館、和歌山
「生まれつきJ」ArtJam Contemporary、東京 |
グループ展
2024 | 「和歌山県文化表彰受賞記念展」和歌山県民文化会館 大展示室、和歌山 |
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2023 | 「Dreamscape Estuary」Unit London、イギリス 「怪談—ラフカディオ・ハーンとの邂逅 アイルランド・日本 交流美術展」 小泉八雲記念館、松江、島根 「やんばる アートフェスティバル 2022-2023」沖縄県北部地域各会場、沖縄 |
2022 | 「The Tale of Tales」G Museum、南京、中国 「1010」Kousagisya Gallery、京都 |
2021 | 「やんばる アートフェスティバル 2021-2022」沖縄島北部、沖縄 「A Couple of: The Dual-mechanism of the New Generation of Asian Artists」HIVE CENTER FOR CONTEMPORARY ART、北京、中国 「萬華鏡 KALEIDOSCOPE」YIRI ARTS、台湾 |
2020 | 「那座彩山 The Splendid Mountain」Hiro Hiro Art Space、台湾 「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020」ルミネ新宿 LUMINE2、東京 「ブレイク前夜 in 代官山ヒルサイドテラス」ヒルサイドテラス、東京 「A triangular pyramid」@ MEDIA SHOP | gallery2、京都 |
2019 | 「第24回 NHKハート展」東急百貨店本店、東京[他 国内巡回] 伊藤彩&リチャード・ゴーマン「Sea Both Sides」8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京 |
2017 | 「AYA ITO & ATSUSHI KAGA IT HAPPENS TO BE」Pallas Projects/Studios、ダブリン、アイルランド 「六甲ミーツ・アート芸術散歩2017」六甲ガーデンテラス他、兵庫 |
2015 | 「和歌山と関西の美術家たち リアルのリアルのリアルの」和歌山県立近代美術館、和歌山 |
2013 | 「超京都 2013 平成の京町家」平成の京町家 モデル住宅展示場 KYOMO、京都
「第3回 Dアートビエンナーレ展」ダイテックサカエビル展示場 6F クリエイトホール、名古屋、愛知 |
2012 | 「TOKYO FRONTLINE 2012」3331 Arts Chiyoda 1F、東京 |
2011 | 「アートアワードトーキョー 丸の内 2011」行幸地下ギャラリー、東京 「六甲ミーツアート 芸術散歩 2011」兵庫 「超京都」名勝渉成園 (東本願寺)、京都 |
2010 | 「レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート」サントリーミュージアム天保山、大阪 「VOCA展 新しい平面の作家たち」上野の森美術館、東京 「京都銀行美術研究支援制度選定」京都銀行本社、京都 |
2009 | 「モンブラン・ヤングアーティスト・パトロネージ・イン・ジャパン」モンブラン銀座本店、東京 「アートアワードトーキョー 丸の内 2009」行幸地下ギャラリー、東京 「ポートフォリオ・ショーケース展スペシャル」ARTZONE、京都 |
2008 | 「Sensuous展」AD&A Gallery、大阪 |
2007 | 「ふつう展」Gallery 風蝶庵/京都 「Art Camp in Kunst-Bau 2007」サントリーミュージアム、大阪 |
2006 | 「裸展」Gallery イロリムラ、大阪 |
パブリックコレクション
新和歌ロッジ
御池クリニックレディースプラザ
京都銀行
京都市立芸術大学
一橋大学
ピゴッチ・コレクション
モンブランジャパン
受賞歴
2022 | 有田市文化賞、功労賞 |
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2021 | 和歌山県文化表彰、奨励賞 |
2011 | アートアワードトーキョー丸の内 2011、シュウウエムラ賞、長谷川祐子賞 |
2009 | アートアワードトーキョー 丸の内 2009、準グランプリ |
2007 | Art Camp in Kunst-Bau 2007、サントリー賞 |
出版物
作品集『RAPID RABBIT HOLE』2020 著者:伊藤彩 寄稿:牧信太郎、徳山拓一、行松陽介、先輩(どついたるねん)、山田かおり
個展「ゲノムの詩(うた)ー Collaboration with Fujimura Family」川久ミュージアム、和歌山
個展「ゲノムの詩(うた)ー Collaboration with Fujimura Family」
グループ展「和歌山県文化表彰受賞記念展」和歌山県民文化会館 大展示室、和歌山
個展「Unfortunately I love you」YIRI ARTS、台北、台湾
グループ展「Dreamscape Estuary」Unit London、イギリス
個展「Aya Ito: Magic Spittle」 HIVE CENTER FOR CONTEMPORARY ART、北京
グループ展「怪談—ラフカディオ・ハーンとの邂逅 アイルランド・日本 交流美術展」小泉八雲記念館、松江、島根
「やんばるアートフェスティバル」 沖縄県北部地域各会場、沖縄
「Spiral Xmas Market 2022」作品出展、スパイラルガーデン、東京
「The Tale of Tales」G Museum、南京、中国
グループ展「1010」Kousagisya Gallery、京都
「やんばるアートフェスティバル 2022-2023」 沖縄県北部地域各会場、沖縄
グループ展「A Couple of: The Dual-mechanism of the New Generation of Asian Artists」HIVE CENTER FOR CONTEMPORARY ART、北京
グループ展「萬華鏡 KALEIDOSCOPE」YIRI ARTS、台湾
個展「Where is banana?」MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、日本橋三越本店、東京
個展「STORIES -collaboration with Essential Store-」銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM、東京
グループ展「那座彩山 The Splendid Mountain」Hiro Hiro Art Space、台湾
グループ展「ブレイク前夜 in 代官山ヒルサイドテラス」ヒルサイドテラス、東京
個展「伊藤彩 新作展示」東急プラザ渋谷8階、東京
個展「Rapid Rabbit hole」コミュニティサロン Grenier(グルニエ)、東京
グループ展「第24回『NHKハート展』」東急百貨店 渋谷・本店、東京 他
個展「Reflection 反射」Pulp、大阪
「How’s this? −こんなんどうですか?−」
グループ展「六甲ミーツ・アート芸術散歩2017」六甲山カンツリーハウス内 カンツリーグリル、神戸、兵庫
グループ展「AYA ITO & ATSUSHI KAGA IT HAPPENS TO BE」Pallas Projects/Studios、ダブリン、アイルランド
毎週火曜 21:55~22:00
【ナレーション】西岡徳間・吉村民
【制作・提供】本郷美術骨董館
【協力】ロイドワークスギャラリー
アート専門番組【MEET YOUR ART】
【今週のPICK UP アーティスト】伊藤彩 × 森山未來
ナビゲーター:小池藍
運営会社:エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、GATE株式会社
プロデューサー:加藤信介、山本圭介、河口沙月、加藤豊紀
作家セレクション:小池藍
ヘアメイク:須賀元子
スタイリスト:杉山まゆみ
衣裳協力:yoshiokubo GROUNDFLOOR
https://www.instagram.com/yoshiokubo_official/
CFCL
文化庁「文化芸術収益力強化事業」